考古学で探る古代大豪族 東国の大豪族・上毛野氏と下毛野氏

  • 木下 正史(東京学芸大学名誉教授)
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 ヤマト王権を支え、時に対抗した大豪族。関連する遺跡・古墳など考古学の成果を軸に、大豪族の盛衰や諸豪族が果たした古代史上の意義について連続講座で考える。
 今の群馬県全域・栃木県南部の地は政治的まとまりを持つ毛野と呼ばれる地域であった。5世紀末から6世紀初頭頃、毛野は上毛野と下毛野とに分けられ、それぞれ上毛野氏、下毛野氏によって支配された。5世紀後半以降、両氏はヤマト政権による蝦夷対策や朝鮮半島政策で重要な役割を担った。7世紀末から8世紀には、両氏は中央政府の貴族官人に登用され、大宝律令編纂、日本書紀編纂、東北経営などの重要政策で要の役割を果たし、地方豪族では破格の扱いを受けた。5・6世紀の保渡田古墳群・三ツ寺遺跡、7世紀の総社古墳群の宝塔山古墳・蛇穴山古墳、山王廃寺など上毛野氏ゆかりの諸遺跡、そして下毛野氏の活動を示す琵琶塚古墳・摩利支天塚古墳、下野薬師寺などの重要遺跡を取り上げ、毛野両氏の実像に迫る(講師・記)。

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日程
2021/6/12
曜日・時間
土曜 13:00~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
教材費(税込)
教材費 220円
設備費(税込)
165円
持ち物など
当日、資料を配布いたします。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。