AIと憲法について考える

  • 山本 龍彦(慶応義塾大学教授)
講師詳細

かつてはSF映画にだけ登場していた人工知能(AI)は、いまや私たちの実生活の隅々に浸透し、私たちの社会のあり方を根本的に変えようとしている。
しかし、このような社会変化は、私たちを本当に幸せにするものなのだろうか。例えば、AIを「賢く」していくために大量のデータ(ビッグデータ)が必要なのだとすると、AIへの依存は極端な監視社会を招かないだろうか。また、AIを用いたプロァイリングによって過度に「個別化(パーソナライズ化)」した情報環境は、他者との共生を難しくし、熟議を前提とする民主主義を危険にさらさないだろうか。
本講座では、自由、平等、民主主義を保障する憲法を再読することで、これらの憲法価値を重視したAI利活用のあり方を検討してみたい。 (講師・記)

この講座は終了しました
日程
2019/6/15
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

山本 龍彦(ヤマモト タツヒコ)
1976年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、同学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。桐蔭横浜大学法学部准教授、慶應義塾大学法務研究科准教授などを経て、現在、慶應義塾大学法務研究科教授。専門は憲法学。慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI) 副所長、経済産業省・公正取引委員会・総務省「デジタルプラットフォームを巡る取引環境整備に関する検討会」委員、総務省「AIネットワーク社会推進会議(AIガバナンス検討会)」構成員なども務める。著書に、『おそろしいビッグデータ』(朝日新書)、編著書に、『憲法学のゆくえ』(日本評論社)、『AIと憲法』などがある。