中国古代の貨幣と暮らし ザ・シルクロード コインから見る世界
  • 教室開催

  • 柿沼 陽平(早稲田大学文学学術院教授)
講師詳細

 中国では、紀元前四世紀頃から方孔円銭(四角い穴のある円銭)が鋳造され、それは唐代にも受け継がれました。中国銭は、中国国内の遺跡から出土するだけでなく、シルクロードの遺跡からも出土しています。それらは一体どのように用いられていたのでしょうか。シルクロード上の人びとは銭を用いていかなる日常生活を営んでいたのでしょう。これらの問題について概観していきます。(柿沼講師・記)

※第3回目「中国古代の貨幣と暮らし」のみお申込みいただけます。

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副葬品が語る古代中国 「古代中国の24時間」出版記念
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「ザ・シルクロード コインから見る世界」とは・・・
 シルクロードは広大なユーラシア大陸を東西に結ぶ人々の交流の舞台でした。そこには厳しい自然環境で生きながらも、新しいまだ見ぬ世界を求めて旅を続けた人々の姿が万華鏡のように映し出されています。このシルクロードという壮大な道とその歴史に、様々な角度から光を当てていきます。
 今期は、シルクロードの世界に生まれ、人々の生活とともに広まっていったコインに焦点を当てます。小アジアで生まれたとされるコイン、人間の経済活動の発展とともにモノの売買に不可欠なものとなっていきました。それとともに、政治権力の象徴でもあり、その時代の支配者は自らの権力を示すためにコインを発行しました。
 サーサーン朝ペルシアの銀貨は、シルクロードがもっとも繁栄した時代の国際通貨です。現在のイランの地域だけでなく、中央アジア、そして中国でも見つかっています。インドへ向かった玄奘が携えていたのもこのサーサーン朝の銀貨でした。アレクサンダー大王のコインは、大王の東方遠征とともに現在のアフガニスタンや中央アジアに広まり、それ以後のこの地域のコインの様式に大きな影響を与えることとなります。中国では、古くからさまざまな形態の貨幣が用いられていました。貨幣は人々の暮らしのなかでどのように用いられていたのでしょうか。シルクロードの西と中央、そして東の世界のコインを取りあげ、人とコインのかかわりを探っていきます。(山内講師・記)

この講座は終了しました
日程
2021/12/1
曜日・時間
水曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,410円 一般 4,510円
設備費(税込)
165円
持ち物など
〈テキスト〉当日、プリントを配布します。
〈参考書〉『シルクロードの世界』(NHK出版)
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

柿沼 陽平(カキヌマ ヨウヘイ)
1980年、東京都生まれ。 早稲田大学卒業。 University of Birminghamに留学。早稲田大学大学院文学研究科に進学し、2009年に博士(文学)学位取得。中国古代史・経済史・貨幣史に関する論文を多数発表。2006年3月に小野梓記念学術賞、2016年3月に櫻井徳太郎賞大賞、2017年3月に冲永荘一学術文化奨励賞を受賞。著書に『中国古代貨幣経済史研究』、『中国古代の貨幣 お金をめぐる人びとと暮らし』等。日本学術振興会特別研究員DC1、PD、中国社会科学院歴史研究所訪問学者、早稲田大学文学学術院助教、日本秦漢史学会理事、帝京大学文学部専任講師、同准教授等を歴任。現在は早稲田大学文学学術院教授、長江流域文化研究所所長、中国出土資料学会理事、中国中古史青年学者聯誼会理事、三国志学会評議員、日本ASEAN産業経済交流協会理事。