高山寺・明恵と「夢記」 特別展「国宝鳥獣戯画のすべて」によせ…

  • 頼住 光子(東京大学教授)
講師詳細

華厳宗中興の祖、栂尾高山寺中興開山である明恵(1173~1232)は、仏教諸学に通じるとともに、純粋な求道心と高潔な行いで知られる遁世僧です。明恵は、法然など鎌倉時代に起こった新たな潮流に対して鋭い批判を投げかけるとともに、釈迦信仰への回帰を軸に華厳経を基盤とする新たな仏教の樹立を目ざしました。このような明恵の行動の原動力となっていたのは「夢」だったと考えられます。
本講義では、明恵が、19歳の頃より最晩年まで、約40年にわたって自ら見た夢を記録した『夢記』を手がかりとして、明恵の行動と思想の深まりに与えた夢の意義を掘り下げたいと思います。(講師・記)

展覧会:特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」
会期:2021年4月13日(火)~5月30日(日)
会場:東京国立博物館 平成館

お申し込み
日程
2021/5/8
曜日・時間
土曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

頼住 光子(ヨリズミ ミツコ)
1961年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科倫理学専攻博士課程修了。博士(文学)。東京大学大学院教授。倫理学・日本倫理思想史専攻。著書:『道元 自己時間世界はどのように成立するのか』(哲学のエッセンスシリーズ NHK出版)、『日本の仏教思想 原文で読む仏教入門』(北樹出版)、『道元の思想 大乗仏教の真髄を読み解く』(NHKブックス NHK出版)、『比較宗教への途1 人間の文化と宗教』(共著 北樹出版)、『比較宗教への途2 人間の社会と宗教』(共著 北樹出版)、『比較宗教への途3 人間の文化と神秘主義』(共著 北樹出版)など。