平家物語の世界 語りの原点に触れる

  • 荒尾 努(平曲弾き語り奏者)
講師詳細

平曲とは「平家を語り、琵琶を弾じる。盲目の琵琶法師によって語り継がれてきた八百年続く日本の伝統文化」です。また、小泉八雲の怪談「耳なし芳一」の中で、芳一が平家の亡霊たちの前で弾き語っていたのが平曲です。能、狂言、浄瑠璃や歌舞伎といった伝統文化よりはるかに古く生まれ、日本の文化、語りの原点にあります。

 平曲は平家物語しか語りません。平家物語の本来の姿は、琵琶法師によって語られるものです。平家の語りと琵琶の調べを通して、八百年の時の流れを感じるとともに、平家一門の優しさ、温かさや素晴らしさを感じ、また、日本語の美しさ、歴史や文化の大切さ、想像力の豊かさを体感してもらいたいと思います。(講師・記)

予定演奏曲目:祇園精舎、敦盛最期、那須与一、先帝御入水
※演目は変更する場合がございます。どうぞご了承のほどお願い申し上げます。

この講座は終了しました
日程
2019/4/20
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,456円 一般 4,104円

講師詳細

荒尾 努(アラオ ツトム)
平曲(正調平家琵琶)弾き語り奏者。1979年東京生れ。1999年故金田一春彦先生・須田誠舟先生の下で、平曲を学び始め、指導を受ける。現在は、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、三菱重工業㈱防衛・宇宙ドメインに勤務。数少ない平曲継承者として、一人でも多くの人に平家の語りを聞いてもらうため、平家一門の素晴らしさを伝えるために、平家ゆかりの厳島神社、六代御前墓所や京都の地蔵寺を始め、全国の神社仏閣、各種教育機関(全国の小中学校、大学や教科書)、NHK大河ドラマ「平清盛」展など平家に関連する各種イベントを中心に年間50回近くの演奏、講演活動を行っている。また、2005年からは宮島観光大使に就任、2007年からは慶應義塾大学非常勤講師となり、活躍の場を広げている。2014年からは平家伝習所を開設し、弟子の育成に当たっている。2016年にはロシアのチャイコフスキーモスクワ音楽院から招聘を受け、活動の場を世界に広げている。
NHK総合テレビ「探検ロマン世界遺産」やWOWOW「美術のゲノム」などにも出演、映画「禅 ZEN」で琵琶演奏を担当するなどメディアでも活躍中。
平家琵琶ホームページ http://homepage3.nifty.com/heikebiwa-arao/index.html