小アジア・バルカン半島交渉史 アジアとヨーロッパの狭間で

  • 「瀕死のガリア人」の像が飾られていたペルガモンのアテナ神殿(トルコ)
  • 初期鉄器時代の手づくね土器(トルコ、トロイア出土)
  • 小アジア・バルカン半島双方に分布する、鉄器時代のピン(セルビア)
  • 津本 英利(古代オリエント博物館研究員)
  • 千本 真生(筑波大学研究員)
講師詳細

 「アジアとヨーロッパの架け橋」「民族・文明のるつぼ」が代名詞となっている、トルコ(小アジア)とバルカン半島。古代ローマの「光はオリエントから」の諺の通り、多くの文物がこの地域を通って西アジアからヨーロッパに伝わり、また逆にヨーロッパから西アジアへの移住・侵入も古来たびたび行われました。現代でもこのルートを通って、多くのアジアからの移民・難民がヨーロッパに流入しています。
 この講座では、アジアとヨーロッパの間の交渉の最前線となったバルカン半島と小アジアを舞台とする、古代を中心とした時代の文化・文明の交渉(交流と衝突)のダイナミックな歴史を説き明かします。(講師・記)

〈スケジュール〉
第1回 (新石器時代)    初期農耕文化の拡散:千本先生
第2回 (前期青銅器時代) 長距離交易と都市化:千本先生
第3回 (後期青銅器時代) ヒッタイト帝国の滅亡とバルカン半島:津本先生
第4回 ペルシア帝国最強の敵・スキタイ人:津本先生
第5回 (ヘレニズム時代) ケルト人来たる:津本先生
第6回 初期中世以降のバルカン半島と小アジア:津本先生

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み

注意事項

・6/15、6/29、7/6、7/20、8/17、8/31(月)15時半~17時まで全6回講義を行います。(5/18更新)

日程
2020/6/15, 6/29, 7/6, 7/20, 8/17, 8/31
曜日・時間
第1週・第3週・第5週 月曜 15:30~17:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
その他
教室変更:6/15は2号から18号教室に変更いたします。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

津本 英利(ツモト ヒデトシ)
1970年岡山市生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得退学。ドイツ・マールブルク大学先史・原史学科博士課程に留学。トルコ、シリア、イスラエルでの発掘調査に参加。現在、古代オリエント博物館主任研究員。専門は西アジアおよびヨーロッパの考古学。最近の共著に『セルビアを知るための60章』(明石書店)、『聖書の世界を発掘する:聖書考古学の現在』(リトン)、『モノとヒトの新史料学:古代地中海世界と前近代メディア』(勉誠出版)がある。
千本 真生(センモト マサオ)
1979年東京都生まれ。東海大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。ブルガリア・ソフィア大学に留学。古代オリエント博物館共同研究員を経て、現職。専門はヨーロッパ考古学。とくに南東欧の先史時代研究に従事。第36回(2014年)日本オリエント学会奨励賞を受賞。訳書(監修・翻訳)に『ゲタイ族と黄金遺宝:古代ブルガリア・トラキア人の世界』(ディアナ・ゲルゴヴァ著、田尾誠敏・松前もゆるとの共訳。愛育社刊)のほかに、最近の共著に『ユーラシアの大草原を掘る』(勉誠出版)がある。