ゲーテ「ファウスト 第一部」の読みどころ 名著でたどるドイツ文学
  • 教室・オンライン同時開催

  • 畠山 寛(駒澤大学教授)
講師詳細

 ドイツは他のヨーロッパの大国と比べると国民国家としての発展や近代化が遅く、文学も他国のものをお手本としながら、もがき苦しみつつ自分たちの表現を獲得しました。『ドイツ文学の道しるべ』はそのような苦闘のなかから生まれたドイツ文学の面白さを伝えたいと思って編まれた本です。本講座ではここで紹介されている作品をいくつか取り上げ、実際に作品の一部(和訳)を読み、さまざまな角度から考察していきます。そうするなかで、本を読むよろこびや感動を分かち合うことができれば幸いです。さらにはドイツ文学の広がりを思い描きつつ、文学が人生において担うことができる意味について共に考えていければと思います。(講師記)

◆今回のテーマ:ゲーテ『ファウスト 第一部』の読みどころ

ゲーテ(1749-1832)が人生をかけて完成させた悲劇『ファウスト』は、第一部(1808)と第二部(1831)からなっています。この講座で扱うのは、熟年期に完成した第一部、すなわち、老学者ファウストが悪魔メフィストフェレスと契約し、若返ることで引き起こされた、いわゆる「グレートヒェン悲劇」を中心とした物語です。本講座ではグレートヒェンの愛がもたらしたのは何であったのかを問い、彼女が歌う二つの歌(「トゥーレの王」、「糸を紡ぐグレートヒェン」)について、ドイツ語の魅力という観点からも解説します。(講師記)


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日程
2023/3/11
曜日・時間
土曜 16:00~17:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
持ち物など
●参考図書:「ドイツ文学の道しるべ ニーベルンゲンから多和田葉子まで」(ミネルヴァ書房)
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

畠山 寛(ハタケヤマ ヒロシ)
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。ドイツの詩人ヘルダーリンを中心にドイツ近代文学を研究。現在、駒澤大学総合教育研究部教授。著書に、『ドイツ文学の道しるべ:ニーベルンゲンから多和田葉子まで』(共編著、ミネルヴァ書房、2021年)、『ドイツ文化55のキーワード』(共編著、ミネルヴァ書房、2015年)、『1日15分で基礎から中級までわかる みんなのドイツ語』(共著、白水社、2021年)。