ケルトの古層と「動植物」信仰 ケルズの書とユーラシア

  • 鶴岡 真弓(多摩美術大学教授)
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ヨーロッパの古層文化「ケルト」。その神話伝説と芸術作品をとおして、「動植物の生命」を畏敬した伝統を読み解きます。アイルランドの至宝『ケルズの書』という聖書の写本には、キリスト教の図像のほか、太古からの「ユーロ=アジア世界」で崇敬された、「精霊の鹿」や「生命の樹」への祈りが反映されており、それは私たち日本の死生観・再生論に通ずる、まさに「古層」の知恵を秘めています。毎回多数の図像とテキストから解明きます。

■参考書:『図説 ケルトの歴史』(河出書房新社)、『ケルト 再生の思想:ハロウィンからの生命循環』(ちくま新書)、『ケルトの想像力』(青土社)』他

【各回テーマ】※状況によっては変更することもございます。
◆2019年4月期
1、祈りと再生の動植物
2、ケルズの書の植物
◆2019年7月期
3、ケルズの書の動物
◆2019年10月期
4、ハンガリーの鹿伝説
5、ケルズの書の色彩と動植物
◆2020年1月期
6、ユーラシア仙境の鹿伝説
7、光と神々としての動植物



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注意事項

日程にご注意ください。

日程
2020/1/11, 2/15
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円
その他
※教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

鶴岡 真弓(ツルオカ マユミ)
1952年生まれ。早稲田大学大学院修了。ダブリン大学トリニティ・カレッジに留学。立命館大学教授を経て、現在、多摩美術大学教授、芸術人類学研究所・所長。ケルト芸術・表象研究・芸術文明史。『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)、『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)、『図説 ケルトの歴史―文化・芸術・神話をよむ』(共著)、『装飾の神話学』(河出書房新社)、『装飾する魂』(平凡社)、『阿修羅のジュエリー』(イースト・プレス)、『すぐわかるヨーロッパの装飾文様』(東京美術)、『ケルトの想像力―歴史・神話・芸術』(青土社)、シャーキー『ミステリアス・ケルト-薄明のヨーロッパ』(鶴岡訳・平凡社)、ミーハン『ケルズの書』(鶴岡訳・岩波書店)など著訳書多数。NHK「人間大学」「カルチャーラジオ」「ユーミンのスーパーウーマン」他出演。映画『地球交響曲第一番』ではアイルランドの歌姫エンヤと共演。