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アメリカン・ピアノ・ミュージック・ヒストリー(下)
- 教室開催
- 乙益 乃衣(ピアニスト)
アメリカのクラシック音楽は、国そのものの多様で豊穣な文化と共にあります。まずはジャズやブロードウェイ音楽が浮かぶ他、欧州のロマン派的伝統を受け継いだ音楽、アカデミズムとも結びついた実験的な音楽など、一言には括れない、開拓精神に満ちた世界がその魅力です。
今回の講座ではピアノ音楽に焦点を当て、主に19世紀から近現代までを上・下2回に分けてご紹介したいと思います。
第二回では、アーロン・コープランドや、実験音楽といえばまず浮かぶジョン・ケージなどのピアノ音楽をご紹介しながら、第二次世界大戦・冷戦と、「今」に直接つながる激動の時代を追います。 (講師・記)
【演奏曲目】
・ウィリアム・ボルコム 『エデンの園』より「サーペンツ・キス」、他
- 日程
- 2022/9/10
- 曜日・時間
- 土曜 10:30~12:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,553円 一般 4,653円
- 設備費(税込)
- 165円
- その他
- ・この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。
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講師詳細
- 乙益 乃衣(オトマス ノイ)
- 3歳よりピアノを始める。桐朋女子高音楽科および桐朋学園大学卒業。その後、渡米しマンハッタン音楽院にて奨学金を得て修士課程を修了、その後プロフェッショナル・スタディーズ・サーティフィケートを取得。どちらの過程においてもGPA3.9以上を納め、ディーンズリストに掲載される。
2017年にAFAF's International Competition "Golden Era of Romantic music 2017" にて一位。同年、カーネギーホールでの記念コンサートに出演。その他、国内外で様々なコンクールにて受賞多数。
これまでにamfミュージックフェスティヴァル(鰺ヶ沢)、なら国際音楽アカデミー(奈良)、ちちぶ国際音楽祭(秩父)、ユーロミュージックフェスティヴァル(ドイツ・ブッパータール)、マッタイザーサマーアカデミー(ドイツ・バードゾーベルンハイム)、サミットミュージックフェスティヴァル(ニューヨーク)など国内外の音楽祭に参加する。各地で成績優秀者による選抜演奏会に出演。マッタイザーでは演奏会に出演した際、地元紙に「(聴き手を)非日常の世界へといざなうシューマン」と称賛された。
室内楽にも積極的に取り組み、マンハッタン音楽院では学生伴奏ピアニストも務めた。これまでにクイーンズボロ交響楽団(ニューヨーク)の主催する室内楽演奏会シリーズにも多数出演。
2016年末には同オーケストラのコンサートにてベートーヴェンのコラールファンタジーを、また2018年夏には、ベートーヴェンのコンチェルト第1番をソリストとして演奏した。
レクチャーやアウトリーチなどの活動にも積極的に取り組み、アメリカ、日本をはじめとした各地でプレゼンテーションや研究発表を行う。
これまでにピアノを松本裕子、高橋多佳子、下田幸二、ミヨコ・ロト・ナカヤ、アルバート・ロト、フィリップ・ケーウィン、デボラ・モリアーティの各氏に師事。2019年5月にミシガン州立大学(アメリカ)の博士課程(DMA)を修了。卒業論文は「ウィリアム・ボルコム 現代にラグタイムを受け継ぐ作曲家」。