天皇と国家神道 天皇崇敬と献身の増幅 平成の終わりに

  • 島薗 進(上智大学特任教授)
講師詳細

 満州事変以後、日本社会では天皇と「国体」のために国民が命を捨てることが当たり前のようになっていった。植民地や戦地では、他国の兵士や住民の命も数多く失われていった。このように天皇崇敬が国民生活をおおっていくようになったのはどうしてか。いつどのような力が働いて、日本は献身を当然とするような「皇国」となっていったのか。政府や国の指導層がそのような方向へ国を導いたと同時に、国民もそれに力を貸した側面があることを否定できない。大正時代から昭和前期に焦点を当てて、この問題を考えて行きたい。(講師・記)

お申し込み

注意事項

日程が変更になりました。2/24が休講となり3/31に補講を行います

日程
2019/3/31
曜日・時間
日曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円
その他
●教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

島薗 進(シマゾノ ススム)
1948年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。現在、上智大学特任教授、同大グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授。主な研究領域は比較宗教運動論、近代日本宗教史。人助けの学問という気持ちで医学を志したが、その理想に疑問をもち、人が幸せに生きようとする意志を吟味する学問の方へ向かった。著書:『現代救済宗教論』(青弓社)、『現代救済宗教論』(青弓社)、『精神世界のゆくえ』(東京堂出版、秋山書店)、『現代宗教の可能性―オウム真理教と暴力』(岩波書店)、『時代のなかの新宗教』(弘文堂)、『ポストモダンの新宗教』(東京堂出版)、『〈癒す知〉の系譜』(吉川弘文館)、『いのちの始まりの生命倫理』(春秋社)、『スピリチュアリティの興隆』(岩波書店)『国家神道と日本人』(岩波書店)、『日本人の死生観を読む-明治武士道から「おくりびと」へ』(朝日新聞出版)。中島岳志氏との共著に「愛国と信仰の構造」(集英社新書)。