芭蕉の生涯と作品 木曽塚をめぐって
  • 教室開催

  • 谷地 快一(東洋大学名誉教授)
講師詳細

 俳句の歴史とは、つまるところ、松尾芭蕉をどのように理解してきたかを学ぶことです。しかし、著名な俳句と紀行文『おくのほそ道』に接することはあっても、それ以外の作品に触れる機会は、なかなか得られないでしょう。そこで、この講座では代表的な作品を視野に入れつつも、それ以外の作品を、芭蕉の生涯に沿ってゆたかに拾い集めます。彼が一代で築きあげた蕉風俳諧の全体像をつかみましょう。すなわち、流行の先端を走っていた若き俳諧宗匠の時代から、謎の江東深川隠栖時代を経て、旅の詩人として没するまで、主要な発句や連句・俳文、さらに手紙や遺書を含めて解説します。
 今期は『猿蓑』出版後に滞在した、近江の木曽塚(義仲の墓所)における芭蕉の暮らしと作品を紹介します。芭蕉に師事する人々は江戸・尾張・伊賀・美濃・奥羽から、その足跡の至らない土地にまで及びますが、中でも近江は芭蕉がもっとも親しみを抱いた土地のひとつ。その魅力はどこにあるのか、そこで何を思い、どのような作品が生まれたかを考えます。 (講師・記)

第1回  1月18日 近江で詠まれた名句を中心に
第2回  2月15日 木曽塚で書かれた手紙を中心に
第3回  3月15日 俳文「堅田十六夜の弁」を中心に

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました
日程
2022/1/18, 2/15, 3/15
曜日・時間
火曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

谷地 快一(タニチ ヨシカズ)
1948年北海道生まれ。東洋大学名誉教授。博士(文学)。俳号、海紅。俳人協会会員、日本エッセイスト・クラブ会員。著書に『与謝蕪村の俳景―太祇を軸として』(新典社)、共編著に『芭蕉・蕪村発句総索引』(角川書店)、 江戸人物読本『与謝蕪村』(ぺりかん社)、『俳句教養講座』全3巻(角川学芸出版)など。芭蕉会議〈http://www.basho.jp〉を主宰し、句集に『九十九句』。