「倶舎論」講義 仏教の基礎を学ぶ
  • 教室・オンライン同時開催

  • 池田 練太郎(駒澤大学名誉教授)
講師詳細

 『倶舎(くしゃ)論』は、5世紀頃のインド仏教の学僧ヴァスバンドゥ(世親)が著した論書です。彼はこの著作のなかで、大乗仏教と鋭く対立する説一切有部(うぶ)という部派の教理を巧みに整理し解説しました。『倶舎論』には仏教の基本思想や重要な術語が要領よく説明されていることから、古来仏教の入門書として重宝されてきました。しかし、本書は単なる入門の本ではありません。開祖ブッダによって説かれた最初期の思想と大乗仏教思想の中間に位置する、非常に重要な著作なのです。本講座では、この両者の思想にも目を向けながら、『倶舎論』に説かれる仏教の教義や基本要語の意味について学びます。(講師・記)
※2022年4月開講。

◇講義の予定(全24回)
※各回テーマは変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

2022年4月期:『倶舎論』とは何か ― その基本的立場
 1.仏教全体における『倶舎論』の位置
 2.『倶舎論』の成立と著者・ヴァスバンドゥ(世親)
 3.『倶舎論』の構成と内容概観
 4.仏教における基本的な価値基準(有為・無為/有漏・無漏)
 5.〈我空法有〉(がくうほうう)の思想的意味
 6.『倶舎論』と経量部、そして唯識仏教

2022年7月期:人間存在の多面的分析
 7.五蘊(ごうん)・十二処・十八界の基本概念
 8.「五位七十五法」の法体系について
 9.物質的な存在の分析……色法(しきほう)
 10.心の本体と心の作用……心法・心所(しんじょ)法
 11.さまざまな作用をなす力……心不相応行(ぎょう)法
 12.〈縁起〉を超えた存在……3つの無為法

2022年10月期:輪廻転生の世界
 13.欲界・色界(しきかい)・無色界の三界説
 14.器世間と有情世間の様相
 15.〈十二縁起〉説の解釈
 16.業とその果報について
 17.原因・条件と結果の関係
 18.〈三世実有〉(さんぜじつう)説の意味

2023年1月期:煩悩の分析と修行について
 19.『倶舎論』にみられる2種類の煩悩説
 20.凡夫から聖者への階梯
 21.仏教におけるさまざまな瞑想(禅定)
 22.最初の悟り(見道)とその後の修行(修道)
 23.『倶舎論』に説かれる智慧
 24.誤った主張を論破する



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日程
2022/7/5, 7/19, 8/2, 8/30, 9/6, 9/20
曜日・時間
第1・3 火曜 13:30~15:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
設備費(税込)
990円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

池田 練太郎(イケダ レンタロウ)
1949年、東京生まれ。駒澤大学仏教学部仏教学科卒業。東京大学大学院修士課程修了(印度哲学専攻)。同博士課程満期退学。東洋大学、早稲田大学、城西大学、武蔵野女子大学(現、武蔵野大学)等非常勤講師、駒澤大学仏教学部教授を経て、2020年から駒澤大学名誉教授。駒澤大学元学長。専門はインド仏教思想史。著書に『インド仏教人名辞典』(共著、法蔵館)、『梵蔵漢法華経原典総索引』(共著、佛乃世界社)等。