私たちは何を食べてきたか? 旧石器時代と縄文時代の食糧事情
  • 教室・オンライン同時開催

  • 佐藤 宏之(東京大学教授)
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 日本列島に暮らしてきた我々日本人は、もともと何を食べてきたのだろうか? 古来より魚介類が伝統食であったとしばしば言われてきたが、それは本当だろうか? 4万年におよんだ日本人の食糧事情は、当初は主として生態学的条件から決められてきたようだが、やがて国家が成立するようになると、政治的・社会的規制も加わるようになった。
 そもそも初期人類が大脳の巨大化により知恵を生み出したことが、私たち人間の最大の特徴とされるが、人類学では肉食への希求がそれをもたらしたと考えられてきた(第1回)。人類は肉を効率的に得ることを目的に獣を追い求め、現生人類ホモ・サピエンスは危険な大型獣の組織的狩猟に成功して、今日の繁栄を得たと考えられている。これは日本列島の後期旧石器時代にも当てはまる(第2回)。やがて完新世の温暖な縄文時代を迎えると、ようやく地理的・環境的条件が揃うことで漁労と採集活動を本格的に始めるようになり、狩猟採集漁労社会が成立した。しかしながら、弥生時代にもたらされた稲作の発達によって米を重視する国家が成立すると、一般大衆の食事情に国家の規制が強く働くようになった結果、肉食が公的に認められるのは明治時代以降のこととなる(第3回)。(講師・記)

第1回 1月28日(金)15:30-17:00
 「大脳の巨大化と肉食の意義」

第2回 2月18日(金) 15:30-17:00
 「旧石器時代の食事情」

第3回 3月25日(金) 15:30-17:00
 「縄文時代の食事情とその変化」


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日程
2022/1/28, 2/18, 3/25
曜日・時間
金曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

佐藤 宏之(サトウ ヒロユキ)
1956年宮城県仙台市生まれ。1982年東京大学文学部考古学専修課程卒業、(財)東京都埋蔵文化財センター調査員。1994年法政大学大学院人文科学研究科博士課程修了、博士(文学)取得。1997年東京大学大学院人文社会系研究科付属常呂実習施設助教授。1999年東京大学大学院新領域創成科学研究科(環境学)助教授。2003年東京大学大学院人文社会系研究科(考古学)助教授。現在、東京大学大学院人文社会系研究科(考古学)教授。