古代朝鮮の王墓 百済・新羅・加耶諸国の古墳文化

  • 韓国・慶尚北道慶州市 皇南大塚(新羅)
  • 高久 健二(専修大学教授)
講師詳細

 日本列島の古墳時代には、畿内地域を中心に大型前方後円墳のような王墓が造営されます。同じ時代の朝鮮半島においても同様に王墓が造営されていますが、日本列島とは大きく異なっています。当時の朝鮮半島南部地域には、百済、新羅、加耶諸国が存在し、それぞれ特色をもった古墳文化が展開し、王墓の形態も国ごとに異なっていました。
この講座では、近年の考古学的成果をもとに、百済、新羅、加耶諸国の王墓をとりあげて、各地域の古墳文化の特色について論じます。また、日本列島や中国大陸など東アジアの古墳文化との関係についても考えてみたいと思います。(講師・記)

第1回 7/11  百済の王墓-積石塚・塼室墓・横穴式石室墓-
ソウル・石村洞古墳群、公州・宋山里古墳群、扶余・陵山里古墳群など、各時期の首都に造営された王墓群をとりあげて、その変遷過程をみていきます。また、これら王墓群にみられる外来的な要素から百済の対外交流についても論じます。

第2回 8/1  新羅の王墓-積石木槨墓-
新羅の都である慶州に造られた王墓は、積石木槨墳という独特な形態をとっており、内部には豪華な副葬品が納められていました。これら厚葬墓である積石木槨墳がどのような工程で造営され、そこでどのような埋葬儀礼がおこなわれたのかについて論じます。

第3回 9/12  加耶諸国の王墓-木槨墓・石槨墓-
加耶諸国では、国ごとに特色をもつ古墳文化が展開しており、王墓の形態もそれぞれ異なっています。これら加耶諸国の王墓の特色とともに、周辺の百済や新羅、日本列島の倭との比較を通して、加耶の交流関係について論じます。

お申し込み
日程
2020/7/11, 8/1, 9/12
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

高久 健二(タカク ケンジ)
1967年生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了、韓国・東亜大学校大学院史学科博士課程修了・文学博士取得。九州大学大学院比較社会文化研究科助手、埼玉大学教養学部准教授を経て、現在、専修大学文学部教授。専門は韓国・朝鮮考古学、東アジアの古墳文化。著書:『楽浪古墳文化研究』(学研文化社)