月と日本文学 
  • 教室・オンライン同時開催

  • 伊藤 氏貴(文芸評論家)
講師詳細

 「花鳥風月」と言うように、日本では古来「月」は文学的題材として主要な地位を占めてきた。神格としては「太陽」の方が上だが、文学で扱われるモチーフとしては「月」の方が圧倒的に多い。「月」に匹敵するのはおそらくは「花(=桜)」のみだろうが、「桜」がわずかな例外を除いて和歌の世界からあまり外に出られなかったのに対し、「月」は近代小説においても生き延び続けた。ただし、その際、古典とは異なる意味を身にまとうことが必要だった。そこには西洋からの影響があった。西洋の文学伝統においては、日本で見るのと同じはずの「月」がまったく異なるイメージを持っていたからだ。「月」から派生した形容詞「lunatic」は「狂気の」という意味であり、「月」はただ美を愛でるものであるどころか、禍々しい力を放つものであった。では、近代を境に、文学における「月」はどう姿を変え、現在に至るのか。さまざまな作品に現れる「月」の満ち欠けを辿る。古典に関しては、教材を配るが、できれば中島敦『山月記』、宮沢賢治『月夜のでんしんばしら』にはあらかじめ目を通されたい。(講師・記)


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日程
2022/10/22
曜日・時間
第4週 土曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
教材費(税込)
-
設備費(税込)
165円
その他
※教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

伊藤 氏貴(イトウ ウジタカ)
1968年生まれ。文藝評論家、日本文藝家協会理事、明治大学教授。博士(藝術学)。「他者の在処」で第45回群像新人文学賞受賞(評論部門)。著書に『告白の文学』、『奇跡の教室』、『美の日本』など。東京新聞や週刊新潮などに連載を持つ。