美学入門

  • 星野 太(金沢美術工芸大学講師)
講師詳細

 美学とは何か?
 本講座では、美学という学問分野を概観するのではなく、その根本問題に取り組むことで、一挙にその核心に迫りたいと思う。
 それは「趣味(taste)」の問題である。本来「味覚」を意味するこの単語は、18世紀のヨーロッパにおいて、人間の審美的な判定能力を意味するようになった。そして、美学者ジョージ・ディッキーが「趣味の世紀」と呼ぶこの18世紀こそ、まさしく学問としての「美学」が誕生した時代なのである。
 講座の前半では、趣味論のもっとも重要な古典であるヒューム「趣味の基準について」(1757)を解説する。後半では、カント『判断力批判』(1790)の趣味論を概説し、この二人の哲学者の対決を通じて、問題の核心に迫りたい。(講師・記)

〈参考書〉(資料・スライドを用意しますので、購入は必須ではありません)
ヒューム『道徳・政治・文学論集』(田中敏弘訳、名古屋大学出版会、2011年)
カント『判断力批判』(熊野純彦訳、作品社、2015年)

この講座は、初回からの受講料を全額いただきます。

この講座は終了しました

注意事項

「持ち物など」に記載の参考書に間違いがございました。申し訳ございません。
正しい参考書は以下の通りです。
〈参考書〉(資料・スライドを用意しますので、購入は必須ではありません)
ヒューム『道徳・政治・文学論集』(田中敏弘訳、名古屋大学出版会、2011年)
カント『判断力批判』(熊野純彦訳、作品社、2015年)

日程
2019/9/8
曜日・時間
日曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,480円 一般 7,776円
持ち物など
〈参考書〉(資料・スライドを用意しますので、購入は必須ではありません)
ヒューム『道徳・政治・文学論集』(田中敏弘訳、名古屋大学出版会、2011年)
カント『判断力批判』(熊野純彦訳、作品社、2015年)
その他
途中15分休憩あり。
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

星野 太(ホシノ フトシ)
1983年生まれ。美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院総合文化研究科特任助教などを経て、現在、金沢美術工芸大学講師。著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、共著に『ことばを紡ぐための哲学』(白水社、2019年)、訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(共訳、人文書院、2016年)などがある。