「魏志倭人伝」の世界を探る2
- 教室・オンライン同時開催
- 高久 健二(専修大学教授)
『三国志』魏書東夷伝倭条(魏志倭人伝)には、弥生時代のクニグニの状況が記されています。これらのクニグニは朝鮮半島西北部の楽浪・帯方郡を通じて中国王朝と交流をおこない、漢鏡などの漢式文物を入手していました。また、朝鮮半島南部地域の三韓との交易によって、鉄などを入手していました。
この講座では、魏志倭人伝に記された北部九州のクニグニの文化と対外交流について、考古学的な調査成果をもとに論じます。なお、次の7月期に予定している「『魏志倭人伝』の世界を探る3」では出雲、吉備など邪馬台国に至る西日本のクニグニについて論じる予定です。(講師・記)
第1回 対馬国と一支国の文化
玄界灘に浮かぶ対馬と壱岐における遺跡の発掘調査成果を通じて、海洋民の交流・交易、すなわち魏志倭人伝に記された「南北市糴」の実態について論じます。
第2回 伊都国の文化
伊都国があったとされる糸島半島一帯の三雲・井原遺跡や平原遺跡などを通じて、「一大率」が置かれていたとされる伊都国の実態と対外交流について論じます。
第3回 奴国の文化
奴国と推定される福岡平野の須玖遺跡群や比恵・那珂遺跡群などの発掘調査成果を通じて、王墓の出現から志賀島の金印、さらに邪馬台国の時期にいたる対外交流について論じます。
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- 日程
- 2023/1/28, 2/25, 3/25
- 曜日・時間
- 土曜 11:00~12:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- 設備費(税込)
- 495円
- その他
- 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 高久 健二(タカク ケンジ)
- 1967年生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了、韓国・東亜大学校大学院史学科博士課程修了・文学博士取得。九州大学大学院比較社会文化研究科助手、埼玉大学教養学部准教授を経て、現在、専修大学文学部教授。専門は韓国・朝鮮考古学、東アジアの古墳文化。著書:『楽浪古墳文化研究』(学研文化社)