キリスト教の歴史 第1期 古代イスラエルの歴史と旧約聖書の成立

  • 守屋 彰夫(東京女子大学名誉教授)
講師詳細

  キリスト教は、今から二千年程前に誕生し、ローマ帝国内に急速に展開し、迫害を受けながらもやがて、ローマ帝国の国教にまで発展しました。
 しかし、古代中近東の世界の片隅で育まれた一神教の世界観に基づく古代ユダヤ教を継承したものでもあります。キリスト教は、イエス・キリストの教えを中心にした「新約聖書」を生み出して、「旧約聖書」と共に『聖書』が成立し、これに基づく宗教です。
 本講座は、このキリスト教の歴史を、成立前史から始めて、近代社会が成立する宗教改革までの千五百年の歴史を二年間かけて辿り、その宗教思想と歴史を理解することを目標にしています。通しでのご受講をおすすめしますが、学期毎に完結しますので興味のある時代の受講も可能です。(講師・記)

参考文献:古川敬康著『キリスト教概論 新たなキリスト教の架け橋』勁草書房

【第1期 古代イスラエルの歴史と旧約聖書の成立】
第1回 キリスト教の歴史―古代から宗教改革まで―2年間の講義の概要
第2回 古代イスラエルの歴史―歴史を通して育まれた信仰―
第3回 旧約聖書の成立―信仰が書物に結晶する―
・第1期講座概要・
 キリスト教は二千年の歴史を生きてきた宗教であり、聖書に基づく宗教です。一つの宗教でありながら、多種多様な信仰形態が存在しています。カトリック教会、正教の世界(ロシア正教やギリシア正教など)、そして、プロスタントの信仰です。本講座は、キリスト教のこれらの大きな三つの信仰形態が成立するまでの千五百年間の歴史を二年間かけて概観しようとするものです。最初の学期は教典の前半部の旧約聖書の成立を扱います。

【カリキュラム予定】※状況により変更することもございます。
2019年4月期 第1期 古代イスラエルの歴史と旧約聖書の成立
2019年7月期 第2期 原始キリスト教の展開と新約聖書の成立
2019年10月期 第3期 キリスト教のギリシア・ローマ世界への展開・パウロの伝道を中心に
2020年1月期 第4期 迫害の時代からコンスタンティヌス帝のキリスト教国教化への道
2020年4月期 第5期 中世キリスト教の時代
2020年7月期 第6期 宗教改革前史
2020年10月期 第7期 宗教改革と中世の終焉
2021年1月期 第8期 ヨーロッパ諸国におけるそれぞれの宗教改革



この講座は終了しました
日程
2019/4/16, 5/21, 6/18
曜日・時間
火曜 13:30~15:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,720円 一般 11,664円
その他
教室を変更することもございます。ご案内掲示を確認ください。教室により机の並びが異なることもございますのでご了承ください。

講師詳細

守屋 彰夫(モリヤ アキオ)
1946年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了。ヒブル・ユニオン・カレッジ大学院修了、Ph.D.。 現在、東京女子大学名誉教授。 イエスの言葉とされるアラム語やサマリア・テクストなど、聖書周辺の言語学的研究から、旧約聖書に新しい解読の光を投げる。死海文書についても、すでに『外典創世記』の翻訳と注解がある(『聖書学論集』)。また2015年、10回にわたる公開講座「死海文書とは何か」(東洋英和女学院大学)も担当。著書に、 『古代世界におけるモーセ五書の伝承』(共編著、京都大学学術出版会)、注解に『歴代誌』上下(日本キリスト教団出版会)、訳業に、 ゲザ・ヴェルメシ『解き明かされた死海文書』(青土社)など。