1日体験 「新古今和歌集」全講読

  • 中川 博夫(鶴見大学教授)
講師詳細

 詩が言語の精髄であれば、やまとことばの精髄が和歌です。主上から臣下・女房・僧侶に到るまで、四季の移ろい、恋の悩み、老いの歎きを和歌の詞に託し、和歌を通して心を見つめてきました。その集成である勅撰和歌集は、先人の遺産などではなく、現在に生きる私たちの心の糧、言葉の資源、文化の底荷です。その最高峰と言ってよい『新古今和歌集』を読みます。それは、日本人の情調の濃やかさと言葉の鋭敏さ、それらに支えられた文化の豊かさを実感することに他なりません。本講座では、『新古今和歌集』の全1978首を巻頭から順番に、1回につき7首程度のペースで講読します。一首一首を丁寧に読み込みながら、歌の並び方(配列)の妙味も味わい、他の作品との関わりや各歌人の人物像やエピソードなどにも触れたいと思います。(講師・記)

どの回からでも途中受講のお申し込みが可能です。

<カリキュラム>
第1回 10/14 時雨に濡るる小夜衣かな―冬歌 575~581
第2回 10/28 秋篠や外山の里や時雨るらむ―同 582~588
第3回 11/11 木の葉曇らで月や出づらむ―同 589~595
第4回 11/25 晴れ曇る影を都に先立てて―同 596~602
第5回 12/9   落ちたる月の影の寒けさ―同 603~609
第6回 12/23 君来ずはひとりや寝なむ―同 610~616

<テキスト>
「新古今和歌集」(岩波文庫)もしくはお手持ちのものを各自ご用意ください。
本文と資料はご用意しますので、無くてもけっこうです。

この講座は終了しました
日程
2019/10/14
曜日・時間
第2・4 月曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,300円
持ち物など
<テキスト>
本文と資料はご用意しますので、「新古今和歌集」をお持ちでない方はご持参いただかなくてけっこうです
その他
・講師都合により日程変更いたしました。9月9日休講→9月30日補講(5月30日決定)
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

中川 博夫(ナカガワ ヒロオ)
1956年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科修了。博士(文学)。徳島大学助教授を経て現職。90年、第18回日本古典文学会賞受賞。著書には、『新勅撰和歌集』(明治書院)、『大弐高遠集注釈』(貴重本刊行会)、『瓊玉和歌集新注』(青簡舎)など。