イランの憲法と政治 世界の憲法

  • 若林 啓史(東北大学客員教授)
講師詳細

 日本は、長らくイランと友好関係を結んできました。最近では対イラン制裁やペルシア湾情勢など、イランと欧米の対立による影響を受けています。イスラーム革命以降のイランについて、近代国家との異質性のみ誇張される傾向にあります。
 しかし、二十世紀初頭のペルシア帝国において、列強支配への抵抗と近代化に向けての努力の中で、立憲運動は大きな意味を持ち、1906年の憲法制定に結実しました。さらにイスラーム革命の結果、新たな憲法が制定されました。この憲法には宗教と政治の関係などをめぐり、独特の要素が導入される一方、各国憲法に普遍的な価値や制度は継受されています。イラン憲法とその運用を客観的に認識し、憲法の普遍性と多様性の理解を深めます。(講師・記)

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注意事項

■新型コロナウイルスの感染拡大予防のため日程変更いたしました。5/2休講。→補講は8/8に行います。(5/22更新)

日程
2020/8/8
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円

講師詳細

若林 啓史(ワカバヤシ ヒロフミ)
1963年北九州市生まれ。1986年東京大学法学部卒業・外務省入省。アラビア語を研修し、外務本省の他、イラク、ヨルダン、イラン、シリア、オマーンなどの日本大使館で勤務。2016年より東北大学教授(法学研究科・公共政策大学院)、2019年より同大学客員教授。著書に、『シリアの悲嘆 キリスト教徒虐殺事件・一八六〇年』(知泉書館 2019年)、『聖像画論争とイスラーム』(知泉書館 2003年 第一回パピルス賞)、項目執筆に、『岩波イスラーム辞典』(岩波書店)、『イスラーム世界研究マニュアル』(名古屋大学出版会)、『世界民族問題事典』(平凡社)など。