二重言語の光と影 日本語から探る日本的思考

  • 加賀野井 秀一(中央大学教授)
講師詳細

 日本語は「ひらがな」「カタカナ」「漢字」「ローマ字」と字母を4つも持ったおもしろい言語です。縦書きもできれば横書きもでき、左から書いても右から書いてもいい。どうしてこんなことになったのでしょう。
 日本語は「膠着語」という型に分類されますが、4世紀ごろ、まったく違った性質を持つシナ・チベット語族の中国語を表記法に取り入れました。そこから、世界の他の言語には見られない不思議な運命を辿ります。
 今回は、このプロセスをご一緒に辿り、まずは、「言語学」「哲学」「文学」にも「日本語教授法」にも欠かせない日本的な考え方の大前提をとらえることにいたしましょう。 (講師・記)

お申し込み
日程
2020/5/14
曜日・時間
木曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

加賀野井 秀一(カガノイ シュウイチ)
1950年高知市生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。同大学院、パリ大学大学院で学ぶ。現在、中央大学理工学部教授。専攻はフランス現代思想、哲学、言語 学、メディア論。著書に『メルロ=ポンティ―触発する思想』(白水社)、『メルロ=ポンティと言語』(世界書院)、『20世紀言語学入門』(講談社現代新 書)、『日本語は進化する』(NHKブックス)、『知の教科書ソシュール』(講談社選書メチエ)、『日本語を叱る』(ちくま新書)、『猟奇博物館へようこ そ―西洋近代知の暗部をめぐる旅』(白水社)など。訳書に、メルロ=ポンティ『知覚の本性』『「幾何学の起源」講義』(共に法政大出版)、ルピション『極 限への航海』(岩波書店)、ミシュレ『海』(藤原書店)、ドゥルーズ『哲学の教科書』(河出文庫)など。他に、メルロ=ポンティ哲学者事典(全4巻、白水社)など。