ヘーゲル『エンツュクロペディー』を読む イントロダクション
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  • 髙山 守(東京大学名誉教授)
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 ヘーゲル哲学といえば、誰もが壮大な体系哲学を思い浮かべると思います。実際、ヘーゲル自身が、この壮大な哲学体系の全体像を簡便な一冊の書物にとりまとめました。それが、『エンツュクロペディー』という書物で、その実際の書名は『哲学的諸学のエンツュクロペディー(百科全書)綱要』といいます。その全体は、「論理学」「自然哲学」「精神哲学」という三部構成で、今回、この全体を二年ほどで読んでみたいと思います。今期は、そのためのイントロダクションということで、主に冒頭の「緒論」を取り上げ、まずは、ヘーゲルがそもそも哲学というものをどのように捉えていたのかを見て取ります。(講師・記)

<参考文献>
『エンチュクロペディ 哲学諸学綱要』 河出書房新社

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日程
2023/1/16, 2/20, 3/20
曜日・時間
月曜 18:30~20:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,550円
持ち物など
<参考文献>
『エンチュクロペディ 哲学諸学綱要』 河出書房新社

講師詳細

髙山 守(タカヤマ マモル)
1948年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。2013年3月まで東京大学教授。現在東京大学名誉教授。日本ヘーゲル学会元代表理事。カントからヘーゲルに至るドイツ近代哲学が主要な研究領域だが、近年は、手話言語を哲学的な論議に導入することを目論んでいる。著書は、『ヘーゲルを読む-自由に生きるために-』(左右社)『ヘーゲル哲学と無の論理』(東京大学出版会)、『因果論の超克-自由の成立に向けて-』(東京大学出版会)、『自由論の構築-自分自身を生きるために-』(東京大学出版会)など。