分断から統一 ベルリン・ドイツそして欧州 東西冷戦終結30年

  • 岩間 陽子(政策研究大学院大学教授)
講師詳細

 東西冷戦を最も体現していたのは、東西に引き裂かれたドイツとベルリンであった。終戦時、四戦勝国により分割占領されたドイツとベルリン。当初は四カ国による統一管理が機能する予定であった。しかし、米ソ間の対話可能性が失われて行くにつれ、ドイツとベルリンの一体性を取り戻す可能性が失われて行き、二つの国家とその中に浮かぶ壁で引き裂かれたベルリンが固定化されて行った。40年後、1989年11月9日夜、ベルリンの壁が壊れた時、ヨーロッパの冷戦は終わった。しかし、40年の分断の傷を癒すのは、長く苦痛に満ちた道筋であった。あの歓喜の夜から30年を経て、ドイツとヨーロッパの分断は、どこまで克服されたのか。今、ヨーロッパを脅かす新たな分断はどこから来たのか。冷戦の終結をベルリンで体験した国際政治学者が解説する。(講師・記)

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注意事項

昼休憩は12:30-13:00の予定です。前後することもございます。

日程
2019/11/9
曜日・時間
土曜 11:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円

講師詳細

岩間 陽子(イワマ ヨウコ)
京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程修了。京都大学博士。京都大学助手、在ドイツ日本大使館専門調査員などを経て、2000年から政策研究大学院大学助教授。同大学准教授を経て、2009年より教授。専門はドイツを中心としたヨーロッパの政治外交史、安全保障、国際政治学。著書に『ドイツ再軍備』、『ヨーロッパ国際関係史』(共著)、『冷戦後のNATO』(共著)などがある。安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会、法制審議会委員など、多くの政府委員会のメンバーも務める。