神道とは何か 歴史の中に知る神道の意味

  • 新谷 尚紀(国立歴史民俗博物館名誉教授)
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 前回までは、日本の神社の起源と歴史を追跡してみましたが、今回は、そもそも神道とは何か、という問題について、柳田國男や折口信夫の民俗学の視点から、わかりやすく読み解いてみます。神道の意味が古代から現代に至るまでに、どのような変遷を経てきているのか。その変遷の中でも、かたく伝承されている中核的な部分とは何か。テキストとして、『神道入門』(ちくま新書)を使います。春講座では、第1章 日本書紀の「神道」、第2章 古代神道、第3章 心身離脱と三宝帰依、について解説します。続いて、秋講座では、第4章 中世神道、からはじめて最後の第7章 現代社会の神社神道、までを解説します。
 神道という語は和語ではなく漢語です。だから古事記にはありません。日本書紀の中でも非常に特殊な意味で使われています。律令制下の神祇祭祀の中で、最初に神道の語があらわれるのは、柳田國男が「延暦の新制」と名づけた桓武朝から、それ以降です。何事も最初が肝心、その古代の神道の意味から読み解くことが肝心です。日本文化の研究の上で大切な語であり文化でもある神道について、その歴史の中の伝承と変遷の実際を追跡してみましょう。(講師・記)

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注意事項


日程
2021/4/23, 5/28, 6/25
曜日・時間
第4週 金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
持ち物など
<テキスト>新谷尚紀著「神道入門―民俗伝承学から日本文化を読む」(ちくま新書):各自でお求めください。 
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

新谷 尚紀(シンタニ タカノリ)
1948年広島生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士課程修了。博士(社会学)。専門は日本民俗学。国立歴史民俗博物館教授・國學院大学教授を経て、現在、國學院大学大学院客員教授・国立歴史民俗博物館名誉教授・国立総合研究大学院大学名誉教授。著書に『神々の原像-祭祀の小宇宙-』『お葬式-死と慰霊の日本史-』『柳田民俗学の継承と発展-その視点と方法-』吉川弘文館 、『伊勢神宮と出雲大社-「日本」と「天皇」の誕生-』『伊勢神宮と三種の神器-古代日本の祭祀と天皇』(講談社選書メチエ)、『日本人の春夏秋冬』小学館、『神社の起源と歴史』吉川弘文館ほか多数。