野崎歓のフランス文学案内

  • ©今村拓馬
  • 野崎 歓(放送大学教授)
講師詳細

フランスの小説家ギュスターヴ・フローベールの『三つの物語』(1877年)は、大作家晩年の円熟の境地を伝える魅力的な短編集である。無学な女中の純真な一生を描く「純な心」。血に飢えた王子が聖者となるまでを綴る「聖ジュリアン伝」。そしてサロメ伝説に基づく聖書外伝「ヘロディアス」。19世紀から中世、古代と、時代も舞台も異なる三つの作品が一巻にまとめられた理由は何なのか。文体の秘密にも分け入りながら詳しく解説する。(講師記)

この講座は終了しました
日程
2019/11/22
曜日・時間
金曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

野崎 歓(ノザキ カン)
1959年、新潟県生まれ。東京大学文学部卒。東京大学文学部教授を経て現在、放送大学教養学部教授。専門はフランス文学・映画論。著書に『ジャン・ルノワール 越境する映画』(サントリー学芸賞)、『フランス小説の扉』、『フランス文学と愛』、『赤ちゃん教育』(講談社エッセイ賞)、『異邦の香り―ネルヴァル「東方紀行」論』(読売文学賞)、訳書にトゥーサン『浴室』、ウエルベック『素粒子』、ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』、バルザック『幻滅』(共訳)、アベ・プレヴォ『マノン・レスコー』など多数。