物語としての哲学史―近代哲学 オンライン講座
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  • 齋藤 元紀(高千穂大学教授)
講師詳細

 予想外のさまざまな出来事が次々に勃発するこの時代、世界は一体どこへ向かおうとしているのでしょうか。私たちの来し方行く末についてじっくり腰を据えて思考しようとするなら、「歴史」こそはその最良の場と言えます。「歴史」はもともと、さまざまな情報を取り集める知、またそうした出来事の意味を物語る営みという意味をもっています。いわゆる「大文字の歴史」のような万人に共通の歴史観はすでに終わりを告げて久しい現在、私たちが取り組むべきは、この世界のさまざまな出来事を反省的に捉えなおしながら、他ならぬ私たち自身の生き様について考え抜き、人生の物語を編み上げることにあると言ってよいでしょう。
 そこで手がかりとなるのは、約2500年にわたり、世界のさまざまな出来事をめぐり徹底した反省的思考と語りを繰り広げてきた西洋哲学史です。「物語としての哲学史」と銘打った本講座では、哲学史を一つの出来合いの物語として捉えるのではなく、膨大な知の蓄積庫としての「哲学史」を周遊しながら、私たちの人生について思考し、「物語る」実践を試みたいと思います。
 第Ⅲ期「近代哲学」では、ロック・バークリ・ヒュームらをはじめとする経験論哲学、カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルらをはじめとする超越論・観念論哲学に迫ります。ときに大胆な批判的考察も折り込みながら、分かりやすくお話しして参ります。初心者はもちろん、学部生・大学院生、そして社会人まで、哲学に関心を寄せる皆さん、思考の冒険をご一緒しましょう。(講師・記)

<第3期>近代哲学                   2021年4月期開講           
1 10月19日 経験する人格――ロック
2 11月 2日 観念論と懐疑論――バークリーとヒューム
3 11月16日 超越論的思考の始まり――カント
4 12月 7日 自由をめぐる問い――フィヒテとシェリング
5 12月21日 歴史を創造する精神――ヘーゲル

<全体スケジュール>
第1期:古代哲学(2021年4月期)
第2期:中世・近世哲学(2021年7月期)
第3期:近代哲学(2021年10月期)
第4期:現代哲学(2022年1月期)

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日程
2021/10/19, 11/2, 11/16, 12/7, 12/21
曜日・時間
火曜 19:00~20:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,500円 

講師詳細

齋藤 元紀(サイトウ モトキ)
1968年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、高千穂大学人間科学部教授。専門は、現象学・解釈学をはじめとする近現代哲学。主な著書に、『存在の解釈学』(法政大学出版局、2012年)、『始まりのハイデガー』(共編著、晃洋書房、2015年)、『連続講義 現代日本の四つの危機―哲学からの挑戦』(編著、講談社メチエ、2015年)、『ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か―「黒ノートをめぐる討議』(共編著、水声社、2015年)、『21世紀の哲学をひらく―現代思想の最前線への招待』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)、『終わりなきデリダ―ハイデガー、サルトル、レヴィナスとの対話』(法政大学出版局、2016年)、『哲学の変換と知の越境―伝統的思考法を問い直すための手引き』(共編著、法政大学出版局、2019年)ほか。訳書に、ユルゲン・トラバント『人文主義の言語思想―フンボルトの伝統』(共訳書、岩波書店、2020年)、ギュンター・フィガール『問いと答え―ハイデガーについて』(共訳書、法政大学出版局、2017年)ほか。