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中世哲学からカント哲学への道
- 教室・オンライン同時開催
- 山内 志朗(慶応義塾大学教授)
中世哲学末期からドイツ観念論、特にカント哲学への流れを考える場合、自由の問題
主意主義、偶然性といった問題は中心的な話題となる。ドゥンス・スコトゥスに始まる主意主義、個体主義は、オッカムに代表される唯名論の隆盛の中で継承され、それが、金瀬のバロック・スコラ哲学の中で発展した。その姿は、イエズス会の神学、とりわけモリナ主義に見られる。そのモリナ主義が近世哲学の中で普及し、その流れがドイツ観念論に至るという系譜が最近の哲学史研究で目立つ。この講義では、中世スコラ哲学の流れがどのように近世に流れ、ドイツ観念論に結びついていくのかを考察する。(講師・記)
【3/16概要】
カントは、地上に降り立った最後のスコラ哲学者と言うこともできる。カントは、スコラ哲学の伝統を濃密に受け継ぎながら、それを独自の仕方で変容させ、哲学上のブレクースルーを作り出した。今期は、中世の13世紀にあった「認識論的転回」をカントがどのように継承し、それを「コペルニクス的転回」としたのか仮説的に検討したい。カントから見ると中世スコラ哲学は新しい。
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- 日程
- 2023/3/16
- 曜日・時間
- 木曜 19:00~20:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 設備費(税込)
- 165円
- その他
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講師詳細
- 山内 志朗(ヤマウチ シロウ)
- 1957年山形県生まれ。東京大学大学院文学研究科博士課程退学。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、西洋中世近世形而上学、倫理学。主な著書に『普遍論争―近代の源流としての』(平凡社)、『天使の記号学』(岩波書店)、『ライプニッツ』『〈つまずき〉のなかの哲学』(NHK出版)、『哲学と笑いの微妙な関係』(哲学書房)、『〈誤読の哲学〉』(青土社)、『小さな倫理学入門』『感じるスコラ哲学―存在と神を味わった中世』(ともに慶応義塾大学出版会)、『湯殿山の哲学:修験と花と存在と』(ぷねうま舎)、『目的なき人生を生きる』(角川新書)、『過去と和解するための哲学』(大和書房)など多数。2021年12月『ドゥルーズ 内在性の形而上学』(講談社選書メチエ)。