プルーストと記憶

  • 湯沢 英彦(明治学院大学教授)
講師詳細

『失われた時をもとめて』は、その題名が示すとおり、語り手の「私」が自らの過去を回想する作品である。そのさまざまな局面において、プルースト独特の「記憶」の経験が描かれ、また「記憶」についての考察が展開される。子ども時代が不意によみがえる一節など、いくつかの有名な場面を例にあげながら、プルーストにとって「過去」を思い出すとはどのような経験であり、また彼が生きた時代においてどのような意味をもつものだったのか、ゆっくり考えてみたい。プルーストの小説世界への入門を意識すると同時に、モンテーニュやルソーといった、西洋近代の思想家たちとの対話も心がけ、なるべく大きな展望の中でプルーストを理解する手がかりを提供したいと思う。(講師・記)

お申し込み

注意事項

■5/24の補講は、10/3(土)13:00~14:30になりました。お申込みの皆様には葉書でお知らせいたします(6/22)
■新型コロナウイルスの感染拡大予防のため4/1から新宿教室は臨時休業中です。5/24休講。→補講日(1/1)は調整中の為、仮日程です。 補講日等きまりましたらご連絡いたします(4/24更新)

日程
2020/10/3
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円

講師詳細

湯沢 英彦(ユザワ ヒデヒコ)
明治学院大学文学部フランス文学科教授。1956年生まれ。文学博士(パリ=ソルボンヌ大学)。主たる著訳書に、『プルースト的冒険――偶然・反復・倒錯』、『クリスチャン・ボルタンスキー――死者のモニュメント』(2004年吉田秀和賞)、『魂のたそがれ――世紀末フランス文学試論』、チリエ『プルースト博物館』(共訳)などがある。