ともに悲嘆を生きる グリーフケアの歴史と文化

  • 島薗 進(上智大学特任教授)
  • 東畑 開人(白金高輪カウンセリングルーム)
講師詳細

『ともに悲嘆を生きる グリーフケアの歴史と文化』 (朝日選書) の出版記念講座です。

大切な人との死別は辛いものです。
グリーフケアの必要性が認識されるようになったのは1980年代頃からですが、それ以前からも深い悲嘆はありました。「ともに悲嘆を生きる」仕方が問われ続けてきた歴史があります。人々は「悲しみの器」を求め文化を作ってきたとも言えます。

『ともに悲嘆を生きる グリーフケアの歴史と文化』 (朝日選書) 著書の島薗進先生と、『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』 (シリーズ ケアをひらく) でケアの現場においてただ「いる」ことの難しさを活写した臨床心理学者の東畑開人さんが語り合い、現代社会で求められているグリーフケアのあり方について考えます。 

この講座は終了しました
日程
2019/12/5
曜日・時間
木曜 19:00~20:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,740円 一般 4,400円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

島薗 進(シマゾノ ススム)
1948年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。現在、上智大学特任教授、同大グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授。主な研究領域は比較宗教運動論、近代日本宗教史。人助けの学問という気持ちで医学を志したが、その理想に疑問をもち、人が幸せに生きようとする意志を吟味する学問の方へ向かった。著書:『現代救済宗教論』(青弓社)、『現代救済宗教論』(青弓社)、『精神世界のゆくえ』(東京堂出版、秋山書店)、『現代宗教の可能性―オウム真理教と暴力』(岩波書店)、『時代のなかの新宗教』(弘文堂)、『ポストモダンの新宗教』(東京堂出版)、『〈癒す知〉の系譜』(吉川弘文館)、『いのちの始まりの生命倫理』(春秋社)、『スピリチュアリティの興隆』(岩波書店)『国家神道と日本人』(岩波書店)、『日本人の死生観を読む-明治武士道から「おくりびと」へ』(朝日新聞出版)。中島岳志氏との共著に「愛国と信仰の構造」(集英社新書)。
東畑 開人(トウハタ カイト)
1983年東京生まれ。京都大学教育学部卒、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。沖縄の精神科クリニックでの勤務を経て、現在、十文字学園女子大学専任講師。博士(教育学)・臨床心理士。著書に『美と深層心理学』(京都大学学術出版会2012)、『野の医者は笑う―心の治療とは何か』(誠信書房2015)、『北山理論の発見』(共著・創元社2015)、『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房2017)。『野の医者は笑う』では、著書がスピリチュアルや占いなどの「怪しい」治療を受けて回りながら、心の治療とは何かを問いかける内容と楽しい文体が話題を呼んでいる。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。文化が心の病いや治療にどのような影響を与えるかに関心を寄せている。2017年3月、「白金高輪カウンセリングルーム」を開業。
http://stc-room.jp/