ホメロスを哲学する
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  • 樋笠 勝士(慶応義塾大学言語文化研究所所員)
講師詳細

「西洋古典文学」とは、古代ギリシャ・ローマ時代において、古典ギリシャ語や古典ラテン語で書かれ、学問や文化や教養の基礎として考えられてきた人類の知的遺産です。その分野は、韻文と散文の形式の下に、ホメロスの叙事詩から始まって、哲学、歴史、演劇、詩、弁論、科学、神話など多岐に及ぶ以上「文学」の概念もまた近現代と違って広く考えられています。
本講座では、すべての古典文学の原点となるホメロスを取り上げ、多角的に分析します。詩人、怒り、オノマトペ、魂、スピーチなどのテーマに加えて、新たに、神々、会議、戦闘、隠喩、夢、迷妄、嫉妬、計略、愛などのテーマについて、ホメロスのテキストから多様な視点を引き出し論じていきます。
なお、必ず古典ギリシャ語の原典にも触れます。語学未修の方でも分かるように、簡単な文法的説明を加えることで、言葉と文化が一体的であることも実感できるようにしていきます。(講師・記) 

<テーマなど>
神学的テーマ(神々に対するホメロスの思想)、倫理学的テーマ(ジェンダーや人間関係論)、自然思想や死生観などなど、多角的にホメロスを考察しています。

〈ご案内事項〉
※この講座は、あらかじめZOOM録画し、開講日にアーカイブ動画をご案内する形式に変更しました。(配信は一週間限定)
・期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
・開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴URLおよび受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は asaculonline001@asahiculture.com までお問合せください。
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この講座は終了しました

注意事項

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日程
2023/6/11
曜日・時間
日曜 10:00~11:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,850円
その他
●資料:開講日前日にメール添付にてお送りします。(郵送は致しませんのでご了承ください)

講師詳細

樋笠 勝士(ヒカサ カツシ)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程。専門は、西洋哲学・美学芸術学・記号論。現在、慶応大学言語文化研究所兼任所員。新プラトン主義協会元会長・現理事。中世哲学会理事。 編著『フィクションの哲学』(月曜社)、共著『光の形而上学』(慶應大学)及び『存在論の再検討』(月曜社)等、訳註書に「シャンポー のギョーム『命題集』」(平凡社)、「バウムガルテン『形而上学』訳註」(成城大学)など。