ホーソーン「緋文字」を読む オンライン講座
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  • 巽 孝之(慶応義塾大学名誉教授)
講師詳細

 ナサニエル・ホーソーン(1804年〜 1864年)はアメリカ・ロマン派文学の代表格としてエドガー・アラン・ポーやハーマン・メルヴィルと並び称される。実際、ポーは小説の技法を競った好敵手、メルヴィルは文学的な弟子格であった。その割に、我が国では今ひとつ彼の名作群が知られていないのは、ホーソーン文学を読むには 植民地時代以来のアメリカ史の知識が前提とされるためかもしれない。だが、それは全く同時に、アメリカ史に少しでもなじんでいれば、ホーソーン以上に面白い作家もいないことを意味する。
 代表作である長編小説『緋文字』(1850年)にしても、一般には植民地時代のピューリタン共同体における麗しき婦人へスター・プリンと牧師アーサー・ディムズデイルの道ならぬ恋の顛末として読まれているかもしれない。けれども、ヘスターがくぐり抜ける異端審問めいた苦境の背後に、17世紀の魔女狩りから独立革命以後、 19世紀中葉に及ぶアメリカ史が反映していたことを読み取るならば、アメリカ文学の古典は一層味わいを増すだろう。(講師・記)

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日程
2021/11/20
曜日・時間
土曜 18:00~19:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,850円

講師詳細

巽 孝之(タツミ タカユキ)
 1955年東京生まれ。コーネル大学大学院修了(Ph.D.、1987年)。慶應義塾大学名誉教授。アメリカ文学専攻。日本アメリカ文学会会長、日本メルヴィル学会副会長。北米The Edgar Allan Poe Review 編集委員。アメリカ文学思想史を現代批評的視点から再検討している。主著に『ニュー・アメリカニズム』(青土社、1995年)、『「白鯨」アメリカン・スタディーズ』(みすず書房、 2005年)、Full Metal Apache: Transactions between Cyberpunk Japan and Avant-Pop America (Duke UP、2006)、『モダニズムの惑星』(岩波書店、2013年)ほか。訳書にエドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』『モルグ街の殺人・黄金虫』『大渦巻への落下・灯台』(新潮社、2009年/ 2015年)など多数。