スキタイと匈奴 遊牧国家とは何か

  • ロシア、ブリャーチア、イヴォルガ集落址(匈奴時代)。集落を取り囲む四重の土塁と壕の断面(1997年、林撮影)
  • 林 俊雄(創価大学名誉教授・東洋文庫研究員)
講師詳細

 遊牧国家というと、好戦的な騎馬遊牧民の集団で、国家とも言えないような存在とする見方がある。略奪に出かける時だけまとまる部族連合とする考え方もある。しかし文献史料を検討すると、大国と対等な外交関係を築き、軍事と結びついたピラミッド型の統治組織を持ち、外来の様々な出身者を取り込んだ柔軟な社会を構成していたことがわかってくる。今回は、最初に登場した遊牧国家、匈奴をとりあげ、その実態を明らかにする。(講師・記)

〈カリキュラム〉
第1回 スキタイと匈奴との比較から見えてくる遊牧国家の特徴
第2回 匈奴と中国との戦い・交流
第3回 遊牧国家の中の城塞と農耕という「矛盾」

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日程
2019/11/11, 12/9, 12/23
曜日・時間
第2週 月曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,880円
持ち物など
(テキスト)当日、プリントを配布します。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

林 俊雄(ハヤシ トシオ)
 1949年、東京都中野区生まれ。1972年、東京教育大学文学部、卒業。1979年、東京大学大学院博士課程、単位取得退学。古代オリエント博物館研究員、創価大学文学部教授などを経て現職。専門は中央ユーラシアの考古学・歴史学。著書に『ユーラシアの石人』(雄山閣、2005)、『グリフィンの飛翔』(雄山閣、2006)、『スキタイと匈奴』(講談社、2017)、『遊牧国家の誕生』(山川出版社、2009)。趣味はクラシック音楽の鑑賞と演奏(ビオラ)。