朝鮮三国時代の王都を探る 高句麗・百済・新羅の都城と山城
- 高久 健二(専修大学教授)
朝鮮半島における三国時代の高句麗、新羅、百済の王都には、王宮としての都城と王都を防衛するための山城が存在します。その様相は国ごとに異なっており、それぞれ地域的・時代的な特徴がみられます。また、これら朝鮮半島の都城制は日本列島にも影響を及ぼしました。
この講座では、近年の考古学的成果をもとに、高句麗、新羅、百済の都城と山城をとりあげて、王都の様相を探ってみたいと思います。(講師・記)
第1回(1/23) 高句麗の王都-桓仁・集安・平壌の都城と山城-
高句麗の三王都の都城と山城、中国東北部から朝鮮半島北部・中部に分布する山城・堡塁をとりあげて、高句麗王都の構造と防御・攻撃体制について論じます。
第2回(2/27) 新羅の王都-慶州の都城と山城-
新羅の王都である慶州の王宮、苑池、山城をとりあげて、古新羅~統一新羅時代における新羅王都の構造について論じます。
第3回(3/13) 百済の王都-漢城・熊津・泗沘の都城と山城-
百済の三王都と益山の王宮、山城、羅城などをとりあげて、百済王都の構造について論じます。
- 日程
- 2021/1/23, 2/27, 3/13
- 曜日・時間
- 土曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- その他
- ・1/23と2/27は10階2号室、3/13は11階23号室で行ないます。
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 高久 健二(タカク ケンジ)
- 1967年生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了、韓国・東亜大学校大学院史学科博士課程修了・文学博士取得。九州大学大学院比較社会文化研究科助手、埼玉大学教養学部准教授を経て、現在、専修大学文学部教授。専門は韓国・朝鮮考古学、東アジアの古墳文化。著書:『楽浪古墳文化研究』(学研文化社)