終焉30年・冷戦を考え直す 東西冷戦終結30年

  • 下斗米 伸夫(神奈川大学教授)
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 冷戦終焉から30年たったと言われる。1989年11月にベルリンの壁が崩壊、ソ連が崩壊した時点で確かに欧米での東西冷戦は終焉した。しかし平和は訪れたのか。30年後の今日、米ロはINF(中距離核全廃)条約を破棄、核保有国は朝鮮半島を含め一層拡散しつつある。イデオロギー対立は影を潜めたが、ウクライナやシリアのように宗教や民族の対立が止まらない。米国では「壁」を掲げる政権が中国共産党と地政学やデジタルなどで覇権を争う。ロシアはウクライナとの紛争が止まらない一方、ますますアジア・シフトを深めている。これまでの冷戦認識は正しかったかを史料に遡って原点から考える。(講師・記)

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日程
2019/11/30
曜日・時間
土曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円

講師詳細

下斗米 伸夫(シモトマイ ノブオ)
1948年生まれ。東京大学法学部卒業、78年東京大学大学院博士課程修了。法政大学法学部教授を経て、現在、神奈川大学教授。専門は比較政治論、ロシア・CIS政治・旧ソ連政治史、冷戦史。主な著書に、『ソビエト連邦史』(講談社学術文庫、17年2月刊)『宗教・地政学から読むロシア』(日本経済新聞出版社、16年9月)、『プーチンはアジアをめざす』(NHK新書、14年12月刊),『図説・ソ連の歴史』(河出書房新社、11年4月刊)、『アジア冷戦史』(中央公論新社,2004年)、『ロシア世界』(筑摩書房,1999年)、『ロシア現代政治』(東京大学出版会,1997年),Moscow under Stalinist Rule, Macmillan,1991等。