トマス・アクィナスの世界 聖書と哲学との対話

  • 山本 芳久(東京大学准教授)
講師詳細

『神学大全』を著した中世の神学者・哲学者である、トマス・アクィナス (1225頃-1274) は、西洋哲学の一大頂点です。古代ギリシア伝来の哲学と聖書に由来するキリスト教思想の全体がトマスのうちに流れ込み、統合され、今度はそれが近代以降の知的潮流のなかへと影響を及ぼしていきます。トマスを理解するのは、西洋哲学の全体を解読する最大の近道なのです。
 トマスとアリストテレスとの関係は以前から研究されて来ましたが、最近の研究では聖書との関係が注目されるようになりました。そのような動きを背景にしつつ、 旧約聖書・新約聖書との関係に着目しながら、トマスのテクストを丁寧に解読していきます。(講師・記)

【各期予定】※状況によって変更することもございます。
◆2018年10月期:トマス・アクィナスと「ヨブ記」:『ヨブ記註解』を読む・・・終了
◆2019年1月期:トマス・アクィナスと「使徒信条」:『使徒信条講話』を読む・・・終了
◆2019年4月期:トマス・アクィナス『聖書の勧めとその区分』を読む・・・終了
◆2019年7月期: 『神学大全』と聖書 ・・・9/1

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注意事項

開講日当日のお申し込みは、開始時間前までにWEBサイトからお願いいたします。

日程
2019/9/1
曜日・時間
日曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,480円 一般 7,776円
その他
休憩あり

講師詳細

山本 芳久(ヤマモト ヨシヒサ)
東京大学大学院総合文化研究科准教授
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科(哲学専門分野)博士課程修了。中世最大の思想家トマス・アクィナスを軸に、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の比較神学的・比較哲学的考察を進める。
『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)、『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格の存在論』(知泉書館)、「イスラーム哲学:ラテン・キリスト教世界との交錯」(『西洋哲学史Ⅱ』所収、講談社)など。