源氏物語と和歌 流離の歌 須磨の光源氏

  • 高田 祐彦(青山学院大学教授)
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  光源氏の人生において、須磨下向は大きな挫折でした。しかし、須磨のわびしい風景と数多くの失脚した人々のイメージが、格別の哀感を催す中、源氏は、都の女君や供の者たちと和歌を詠み交わし、あらためて深い絆を結びます。苦境にあって、和歌が人々にとってどれほどかけがえのないものであるか、この巻はしみじみと味わわせてくれます。須磨巻の和歌は48首あり、『源氏物語』の中で巻別に見ると最も多く、第2位の賢木巻の33首を引き離しますが、数の多さもさることながら、多彩で深い感銘を引き起こす和歌の世界を堪能したいと思います。(講師・記)

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日程
2021/3/20
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

高田 祐彦(タカダ ヒロヒコ)
1959年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。東京大学文学部助手、神戸大学国際文化学部助教授を経て、現職。専攻・平安文学。著書に、『源氏物語の文学史』(東京大学出版会)、『源氏物語の透明さと不透明さ』(共編著、青簡舎)、『仲間と読む 源氏物語ゼミナール』(共著、青簡舎)、『日本文学の表現機構』(共著、岩波書店)、『新版古今和歌集』 (訳注、角川ソフィア文庫)などがある。