「日常の言語」と「詩歌の言語」 二重言語の光と影
  • 教室開催

  • 加賀野井 秀一(中央大学教授)
講師詳細

 私たちが日常なにげなく使っている言語と、詩歌の言語とは、同じものでしょうか違うものでしょうか。マラルメやサルトルは、「詩の言語」と「ルポルタージュ言語」、あるいは「詩の言語」と「散文の言語」として、それを分かりやすく論じていますが、これがまた、私たちの日本語の特徴をとらえるにも恰好の材料となってきます。わが国では、なぜこれほどまでに和歌や俳句が発達してきたのか、なぜこれほどまでに政治や外交の言語が幼稚なのか。
 今回は、このマラルメやサルトルからじっくりと学びながら、言語の位相に気づき、日本語の弱点を克服してまいりましょう。文学、哲学、言語学、文化論に興味をお持ちの方も、短歌、俳句、小説などの実作者の方々も、ふるってご参加ください。(講師・記)

お申し込み
日程
2021/11/24
曜日・時間
水曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

加賀野井 秀一(カガノイ シュウイチ)
1950年高知市生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。同大学院、パリ大学大学院で学び、現在に至る。専攻はフランス現代思想、哲学、言語 学、メディア論。著書に『メルロ=ポンティ―触発する思想』(白水社)、『メルロ=ポンティと言語』(世界書院)、『20世紀言語学入門』(講談社現代新 書)、『日本語は進化する』(NHKブックス)、『知の教科書ソシュール』(講談社選書メチエ)、『日本語を叱る』(ちくま新書)、『猟奇博物館へようこ そ―西洋近代知の暗部をめぐる旅』(白水社)など。訳書に、メルロ=ポンティ『知覚の本性』『「幾何学の起源」講義』(共に法政大出版)、ルピション『極 限への航海』(岩波書店)、ミシュレ『海』(藤原書店)、ドゥルーズ『哲学の教科書』(河出文庫)など。他に、メルロ=ポンティ哲学者事典(全4巻、白水社)など。