2021年の日本考古学
  • 教室開催

  • 木下 正史(東京学芸大学名誉教授)
講師詳細

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録された。17の考古遺跡で構成され、農耕以前における人類の生活の在り方、精緻で複雑な精神文化を顕著に示す資産群として評価された。全国第4位の巨大前方後円墳岡山市造山古墳(350m)では、初めて墳丘の発掘が行われ、三段築、葺石、円筒埴輪列を確認するなどその実像に迫る成果があった。高崎市愛宕山古墳は三段築の大方墳(一辺56m)と判明し、葺石のほか段築平坦面にも川原石を敷く格調高い立派な古墳と分かった。飛鳥京苑池では北池と排水大溝との取付き部が発見され、苑池の全体像の解明が進んだ。平城宮東院では孝謙天皇の宮殿と見られる最大級建物が発見された。奈良市菅原遺跡では、高僧・行基を供養する円形建物が発見された。これら新成果を取り上げ、それらが語る古代史上の意義について考える。 (講師記)

*同日に同講師による、「邪馬台国への国々をたどる」講座(10:30-12:30)があります。

お申し込み
日程
2021/11/28
曜日・時間
日曜 13:30~15:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
教材費(税込)
教材費 110円
設備費(税込)
165円
持ち物など
・当日、教室にて資料を配布いたします。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。