仏教思想の日本的表現 西洋美学の知見から照らす東洋の知

  • 下田 正弘(東京大学大学院教授)
講師詳細

仏教は、さまざまな時代と地域に、深遠な思想を育ててきました。その基礎には、無常、空、無我、そして仏性、如来蔵という概念があります。東漸した仏教が至り着いた日本。ここにも、独自のかたちで仏教が誕生し、それは文学にも現れました。あまり知られていませんが、江戸時代の俳諧の巨匠、松尾芭蕉の俳句もそのひとつです。このたび、ルネッサンス美術史の世界的大家である、ロンドン大学のジョン・ホワイト教授が、これを英訳いたしました。西洋の美学の知によって、東洋の表現の叡智が照らされるとき、そこには、永遠と今、未来と過去、彼方と此方、こうしたテーマがみごとに収められていることが見えてきます。

お申し込み

注意事項

・教室を10階18号から、10階2号へ変更いたしました。

日程
2019/9/27
曜日・時間
金曜 15:00~18:20
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,480円 一般 7,776円
その他
休憩あり

講師詳細

下田 正弘(シモダ マサヒロ)
1957年福岡県生まれ。1981年東京大学文学部印度哲学印度文学専修課程卒業、1984年同大学院人文科学研究科修士課程修了、1985-1986年インド・デリー大学大学院留学、1994年「大乗『涅槃経』の研究」で博士(文学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。専門は、インド哲学、仏教学。2006年、ロンドン大学SOAS招聘教授。
主著:『パリニッバーナ 終わりからの始まり』(NHK出版)、『宗教学文献事典』(弘文堂)、『涅槃経の研究――大乗経典の研究方法試論』(春秋社)、『大乗経典解説事典』(北辰堂)、ほか多数。
編著:『シリーズ大乗仏教』(春秋社)、『仏教の事典』(浅倉書店)、ほか多数。