倭の五王と五世紀史の展開

  • 森 公章(東洋大学教授)
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 2019年7月に大阪府の百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産に登録されましたが、この5世紀の一大古墳群に関連するのが中国の史書『宋書』倭国伝に登場する倭の五王です。日本側の史料である『古事記』『日本書紀』の天皇との照合や朝鮮半島をめぐる外交関係の展開など、5世紀の歴史を考える鍵になります。本講座では中国史料から読み取ることができる事柄を糸口に、日本側の記紀や金石文なども駆使して、当時の内政と外交のあり方、倭王権の構造と展開の過程などを考えたいと思います。また朝鮮半島諸国との比較も試み、東アジア世界の中における倭国の位置づけも探っていきます。国内では地方豪族との関係の実像、巨大な前方後円墳の築造と地方支配や中央集権化の達成度如何などにも留意したいと思います。
(講師・記) 

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日程
2019/11/14
曜日・時間
木曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円

講師詳細

森 公章(モリ キミユキ)
1958年生まれ。東京大学大学院博士課程単位修取退学。博士(文学)。文部技官・主任研究官として奈良国立文化財研究所で平城宮の発掘や出土木簡の整理・研究に従事し、高知大学人文学部助教授を経て、現在、東洋大学文学部教授。著書に『倭の五王』(山川出版社)、『天智天皇』、『在庁官人と武士の生成』、『古代豪族と武士の誕生』(吉川弘文館)、『平安時代の国司の赴任』(臨川書店)、『古代日中関係の展開』(敬文舎)、編著に『日本の時代史3倭国から日本へ』(吉川弘文館)など。