21世紀人の西洋哲学史 第6期  20世紀中盤の哲学

  • 大橋 容一郎(上智大学教授)
講師詳細

現代の世界に生きている人間が、もはやあたりまえに感じているような物の見方、科学や技術、理念や制度は、どこでどうやって生まれ、発展してきたのでしょうか。しばしば迷路に入りこんで、進むべき方向を見失っているように思われる現代の文明は、どこに向かって進んでいるのでしょうか。
知の巨人たちの肩を借りて、21世紀まで遙かに続いてきた壮大な西洋哲学の流れを高みから俯瞰し、世界のさまざまな思想を測量してみることで、われわれの世界が進む方向を定めるのに役立つ、世界のあたらしい思想地図と羅針盤を手に入れたいと思います。(講師・記) 
◆2019年10月期  ※状況によっては変更することもございます。
第6期   20世紀中盤の哲学 (1950年~1970年)
   実存主義と実存哲学  ヤスパース、サルトル、カミユ
   西欧マルクス主義    ベンヤミン、アドルノ
   社会哲学の論争     3大論争 ポパー、アドルノ
   構造主義と歴史性    フーコー
   ポスト構造主義      デリダ、ドゥルーズ
   市民社会の哲学     ハーバーマス


【スケジュール】 ※状況によっては変更することもございます。2018年7月から始まりました。
◆2018年7月期
総論
第1期 古代中世から人文主義へ (紀元前~1300年)
イデアの現実性    ソクラテスとプラトン
科学と論理と実在   アリストテレス
一者と世界への内在 新プラトン主義
生と現実性の哲学   ストアとエピクロス
超越者への思考    アウグスティヌス
スコラ学の方法     トマス・アクイナス

◆2018年10月期
第2期 ルネサンスから近代世界へ (1300年~1650年)
古典世界への視座  人文主義のはじまり
古典と近代の混淆   パラケルススと錬金術
古典世界への挑戦  ガリレイとベーコン
人間の経験と学問   ロックからヒュームへ
形而上学の人間化  デカルト
世界構成の原理    スピノザとライプニッツ
 
◆2019年1月期
第3期 近代主義の哲学  (1650年~1850年)
啓蒙主義の哲学   モンテスキューとルソー
自然と批判主義   青年期カントの哲学
   形而上学の方法論  批判期カントの哲学
   超越論哲学の展開  ラインホルトとフィヒテ      
   絶対的精神の哲学  シェリングとヘーゲル
   実存と人間存在    キルケゴールとショーペンハウアー

◆2019年4月期
第4期 科学と産業時代の哲学 (1800年~1920年)
統一と分化の時代   19世紀哲学史展望
功利主義と実証主義  ベンサムとミルとコント
   心理主義と生理主義  ロッツェとヴント
歴史と精神科学     ディルタイ
文化科学と目的論   新カント学派
無意識の領域      E.ハルトマンとフロイト

◆2019年7月期
第5期 20世紀前期の哲学 (1920年~1950年)
機械と科学の時代   20世紀哲学史展望
言語と論理の思想   フレーゲとラッセル
   現象学の発展      フッサール
   有意味性の存在論   ハイデガー
   論理と世界構造     ヴィトゲンシュタイン
   言語哲学の展開     論理実証主義へ
◆2019年10月期以降予定
第6期   20世紀中盤の哲学 (1950年~1970年)
実存主義と実存哲学  ヤスパース、サルトル、カミユ
   西欧マルクス主義    ベンヤミン、アドルノ
社会哲学の論争     3大論争 ポパー、アドルノ
   構造主義と歴史性    フーコー
   ポスト構造主義      デリダ、ドゥルーズ
   市民社会の哲学     ハーバーマス

第7期   20世紀後半の哲学  (1970年~2000年)
全体論と社会認識論      クワイン、フラー
   コミュニケーションと言語   アーペル
   システムと表象の哲学     ルーマン
グローバリゼ-ションの哲学   多数
   コンピュータと記号論     ノイマン以降
   心の哲学と認知科学        多数

第8期   21世紀の哲学  (2000年~2020年)
量子力学の哲学
   人工知能と情報理論
   情報とデザインの思想
   身体知の理論
   ケアの哲学
   第5次産業革命以降の哲学

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日程
2019/10/1, 10/15, 10/29, 11/19, 12/3, 12/17
曜日・時間
火曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 

講師詳細

大橋 容一郎(オオハシ ヨウイチロウ)
 1952年生まれ。現在、上智大学文学部哲学科教授。日本カント協会会長。日本哲学会評議員。専門分野は、近現代哲学思想史、認識論、ケアの哲学など。カントおよびフィヒテの哲学、その影響下にある19~20世紀の哲学思想史にもとづいて現代思想を見なおし、とくに多くの専門事典や全集に反映させている。関連書籍や論文の他、主な監修書・監訳書に、『岩波書店版カント全集』、『晢書房版フィヒテ全集』、『中央公論新社版哲学の歴史』、『弘文堂カント事典』、『岩波哲学・思想事典』、『世界人名大辞典』、『広辞苑』、『新カトリック大事典』などがある。