次世代暗号の数理的しくみ

  • 徳田 雄洋(東京工業大学名誉教授)
講師詳細

 21世紀になり人類にとって新しい数理的しくみが世の中のさまざまな分野で活躍しています。 日常生活で現在使用中の暗号技術(AES共通鍵暗号、RSAや楕円曲線の公開鍵暗号、暗号学的ハッシュ)の安全性が2030年以降は危ういと予測されています。
1つの原因は量子力学的原理に基づき多数の場合を同時処理する量子コンピュータの出現です。今後の本格利用にも耐える次世代暗号方式として、耐量子計算暗号の提案が進められています。
 次世代暗号の背景としくみはどのようなものでしょうか? 量子コンピュータ、量子アルゴリズム、耐量子計算暗号の提案の3回完結で説明します。 (講師・記)

1 量子コンピュータ
(専用型 汎用型 量子ビット 量子ゲート 開始状態 状態遷移 最終状態)
2 量子アルゴリズム
(ブロッホ球表現 サイコロゲーム 素因数分解  離散対数問題)
3 耐量子計算暗号の提案
(格子空間 最短ベクトル 最近ベクトル 格子暗号)

お申し込み
日程
2019/10/9, 11/13, 12/11
曜日・時間
第2 水曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,880円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

徳田 雄洋(トクダ タケヒロ)
1951年東京生まれ。東京工業大学大学院計算工学専攻教授を経て現在に至る。理学博士。専門は情報科学、情報ネットワーク、言語処理。カーネギーメロン大学(1983-84年)、ピサ大学(1999年)客員科学者。受賞にウェブ工学国際会議最優秀論文賞(ミュンヘン、2004年)など。著書に「はじめて出会うコンピュータ科学」(岩波書店、1990年)、「コンパイラの基礎」(サイエンス社、2006年)、「論理的に解く力をつけよう」(岩波書店、2013年)、「離散数学 ものを分ける理論」(講談社、2018年)など。