サンスクリット語原典で楽しむ ヨーガ・スートラ 5/21

  • 渡邉 郁子(東洋大学講師)
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インドでは、過去50年で230の言語が消滅し(870言語は現存)、現在は480余りの言語が話されているとされます(2013年調査、AFPBB News)。多様な民族・文化の伝統は、言語とともにあってこそ、知恵(知識)として継承されていきます。近代化によって、急速に変わりゆく現代インドの中で、医学、芸術、宗教などの伝統は、それでも泰然として生き続け、しかも、西欧を中心に現代人に大きな恩恵を与えつつあります。こうした文化・伝統を2500年来、論理体系において担ってきたのがサンスクリット語です。サンスクリットの世界から、インドの古典を覗いてみませんか。
 サンスクリットを学んでみたいがなかなか機会がないという方、サンスクリット的な感覚を文法観念を通じて知るだけで、多くの発見に出会うことでしょう。本講座は、サンスクリット文法学習不問の講座ですが、文法に興味のある方、文法をすでに学ばれた方にも十分に楽しんでいただけます。


本クラスでは、ヨーガの聖典として有名な『ヨーガ・スートラ』第2章を、サンスクリットの原文に忠実に解説しながら、ヨーガ思想のより正確な理解を目指します。サンスクリット語に即して、ヨーガ・スートラを学ぶことは、ヨーガの実習や指導においてもたいへん有益です。それは、主要語の意味を原義から理解することに止まらず、ヨーガ思想に対する誤解や矛盾を論理的に解決することに繋がるからです。『ヴェーダ』以来、2500年以上継承されてきたサンスクリットの言語的特徴に留意して、改めて、「ことば」といった視点から、ヨーガ――からだとこころの結びつきについて、楽しみながら学んでいきたいと思います。
(講師・記)


この講座は終了しました

注意事項

※こちらは、各回毎に参加をされる方用です。3日間まとめてご参加される方は、上記URLの別のページでお申込みください。

日程
2019/5/21
曜日・時間
火曜 10:00~11:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,780円 一般 4,428円
持ち物など
<テキスト>プリントを教室で配布します。文法書をお持ちの方はご持参下さい。(使用しない場合もあります)
・コピー代を実費でお支払していただくことがあります。(※恐れ入りますが、現金払いのみで承ります)。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

渡邉 郁子(ワタナベ ミヤコ)
1961年名古屋生まれ。東洋大学文学研究科博士後期課程満期退学(仏教学)。東洋大学非常勤講師。1988年より菅沼晃サンスクリット共同研究に参加。論文:「アプテ;サンスクリット文章論[Ⅰ]」(共訳)[Ⅱ]、[Ⅲ](『東洋学論叢』42,43、『東洋大学大学院紀要』26)、「『宝性論』における〈悟りの構造〉-正見と増益・損減をめぐって」(『印度学仏教学研究』49-2)など。翻訳書:『14人のダライ・ラマ――その生涯と思想』『ダライラマ 他者と共に生きる』(共訳)など。