ザ・シルクロード コインから見る世界
  • 教室開催

  • サーサーン朝ペルシアの銀貨
  • 津村 眞輝子(古代オリエント博物館研究部長)
  • 前田 たつひこ(平山郁夫シルクロード美術館学芸員)
  • 柿沼 陽平(早稲田大学文学学術院教授)
全ての講師
講師詳細

 シルクロードは広大なユーラシア大陸を東西に結ぶ人々の交流の舞台でした。そこには厳しい自然環境で生きながらも、新しいまだ見ぬ世界を求めて旅を続けた人々の姿が万華鏡のように映し出されています。このシルクロードという壮大な道とその歴史に、様々な角度から光を当てていきます。
 今期は、シルクロードの世界に生まれ、人々の生活とともに広まっていったコインに焦点を当てます。小アジアで生まれたとされるコイン、人間の経済活動の発展とともにモノの売買に不可欠なものとなっていきました。それとともに、政治権力の象徴でもあり、その時代の支配者は自らの権力を示すためにコインを発行しました。
 サーサーン朝ペルシアの銀貨は、シルクロードがもっとも繁栄した時代の国際通貨です。現在のイランの地域だけでなく、中央アジア、そして中国でも見つかっています。インドへ向かった玄奘が携えていたのもこのサーサーン朝の銀貨でした。アレクサンダー大王のコインは、大王の東方遠征とともに現在のアフガニスタンや中央アジアに広まり、それ以後のこの地域のコインの様式に大きな影響を与えることとなります。中国では、古くからさまざまな形態の貨幣が用いられていました。貨幣は人々の暮らしのなかでどのように用いられていたのでしょうか。シルクロードの西と中央、そして東の世界のコインを取りあげ、人とコインのかかわりを探っていきます。(山内講師・記)

〈スケジュール〉
第1回 シルクロードとコイン~サーサーン朝のコイン 津村 眞輝子先生
第2回 アレクサンドロス大王のコインがもたらしたもの 前田 たつひこ先生
第3回 中国のコイン~中国古代の貨幣と暮らし 柿沼 陽平先生

【第2回目のみのお申込み】
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/2af66cfc-0640-70bd-02a0-615e7feef692

【第3回目のみのお申込み】
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/941a64f3-eb5f-bef6-fa0a-615e82955112

お申し込み
日程
2021/10/6, 11/17, 12/1
曜日・時間
水曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
持ち物など
〈テキスト〉当日、プリントを配布します。
〈参考書〉『シルクロードの世界』(NHK出版)
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

津村 眞輝子(ツムラ マキコ)
古代オリエント博物館研究部長。南ウズベキスタン発掘調査、新疆ウイグル自治区博物館所蔵コイン調査など、西アジアおよび中央アジアの東西交流、特にコインの研究調査をしている。編著書に『世界の金貨と銀貨』(古代オリエント博物館、2006)、『新疆出土のサーサーン式銀貨』(シルクロード学研究センター、2005)、『古代オリエントの世界』(山川出版社、2009)、『ユーラシアの風 新羅へ』(山川出版、2009)。『栄光のペルシア』(山川出版社、2010)など。
前田 たつひこ(マエダ タツヒコ)
1954年生まれ。東海大学文学部卒業。平山郁夫シルクロード美術館学芸員。和光大学兼任講師。共著に『文明の道2ヘレニズムと仏教』(NHK出版)、『カラー版東洋美術史』(美術出版)、『世界美術大全集東洋編15中央アジア』(小学館)、『死と来世の神話学』(言叢社)、訳書にF. ティッソ『図説ガンダーラ』(東京美術)、A.フーシェ『ガンダーラ考古游記』(同朋舎)ほか、論文に「クシャーン王朝揺籃の地」、「スルフ・コタルの宗教について」など。
柿沼 陽平(カキヌマ ヨウヘイ)
1980年、東京都生まれ。 早稲田大学卒業。 University of Birminghamに留学。早稲田大学大学院文学研究科に進学し、2009年に博士(文学)学位取得。中国古代史・経済史・貨幣史に関する論文を多数発表。2006年3月に小野梓記念学術賞、2016年3月に櫻井徳太郎賞大賞、2017年3月に冲永荘一学術文化奨励賞を受賞。著書に『中国古代貨幣経済史研究』、『中国古代の貨幣 お金をめぐる人びとと暮らし』等。日本学術振興会特別研究員DC1、PD、中国社会科学院歴史研究所訪問学者、早稲田大学文学学術院助教、日本秦漢史学会理事、帝京大学文学部専任講師、同准教授等を歴任。現在は早稲田大学文学学術院教授、長江流域文化研究所所長、中国出土資料学会理事、中国中古史青年学者聯誼会理事、三国志学会評議員、日本ASEAN産業経済交流協会理事。