神仏習合の歴史と文化 熊野古道の信仰

  • 大宰府天満宮
  • 加藤 みち子(武蔵野大学特任教授)
講師詳細

 本講座は、神仏習合の歴史的展開とその魅力を、歴史史料を紐解きながら丁寧にご紹介する講座です。
 今回は、世界文化遺産に指定されたことで知られる、紀伊半島の「熊野古道」の信仰にフォーカスをあててみていきます。熊野には古来、「熊野権現」という神様が祀られており、「蟻の熊野もうで」などと呼ばれ、お伊勢参りがブレイクする江戸時代以前に、貴賎男女が蟻の行列のように、競って参詣したことで知られています。ここでは、熊野権現への信仰の、どのようなところが神仏習合であるのか、歴史資料を用いてご紹介してまいります。 (講師・記/1年・全12講予定。2019年4月開講)

<スケジュール>熊野古道の信仰―熊野権現にみる神仏習合
 ①文化遺産・熊野古道と『蟻の熊野もうで』
 ②熊野権現とはどんな神様か?
 ③熊野信仰にみる神仏習合

<講座全体の予定> ※変更の可能性がございます。予めご了承ください。
【春学期】八幡大菩薩の誕生―神仏習合の成立と展開
 ①神仏習合とは
 ②八幡神と東大寺大仏建立
 ③『南無八幡大菩薩!』―武士の守護神としての発展

【夏学期】御霊信仰と天満宮―天神様にみる神仏習合
 ①学問の神様・天神様―菅原道真が祀られる理由
 ②御霊信仰とその展開
 ③天神信仰への仏教の影響

【秋学期】熊野古道の信仰―熊野権現にみる神仏習合
 ①文化遺産・熊野古道と『蟻の熊野もうで』
 ②熊野権現とはどんな神様か?
 ③熊野信仰にみる神仏習合

【冬学期】比叡山延暦寺と日枝山王権現
 ①日本三大祭の一つ「山王祭」の祭神・日枝山王権現
 ②山王七社・二十一社の発展と「山王神道」
 ③山王権現の祭礼の盛況と特色

この講座は終了しました
日程
2019/10/15, 11/19, 12/17
曜日・時間
第3週 火曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,880円

講師詳細

加藤 みち子(カトウ ミチコ)
1967年千葉県生まれ。学習院大学大学院博士後期課程修了。博士(哲学)。中村元東方研究所主任研究員、武蔵野大学仏教文化研究所特任教授。専門は日本思想史・宗教文化史。著書に『「かみ」は出会って発展する―神道ではない日本の「かみ」史・古代中世編』(北樹出版)、『絵から読み解く日本仏教』(山喜房仏書林)、『鈴木正三著作集1.2』(中公クラシックス)など。