ユース学生会員 非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講…

  • 酒井泰斗氏/吉川 浩満氏
  • 酒井 泰斗(ルーマン・フォーラム管理人(socio-logic.jp))
  • 吉川 浩満(文筆家)
講師詳細

  哲学は、人文諸学の代表者として敬意をもって扱われるとともに、無用なものの典型としても遇されてきました。学問の分化が進んでからは、個別専門分野に収まりきらない論題を引き受けること、見通し難い学問動向を要約し市民が備えるべき知識を見定めることも期待されています。
 役に立たないという非難と、人文主義の称揚とは同じ土俵の上での対立です。私たちはどちらにも与したくありません。収まりきらないものを扱うことや見通しの必要性は、単純化や極論によってスッキリしたいという欲求と隣り合わせです。私たちはその危険性も無視できません。
 この講義では、非哲学者にとっての哲学の必要性と危険性について、そして哲学との距離をとった大人の付き合い方について、実演的に考えてみたいと思います。まずは、すでに長いあいだ実際に哲学とそれなりに付き合ってきた講師二人が、自分たち自身の付き合い方を振り返ってみます。そしてさらに──「哲学とは本当には何なのか」と問う代わりに──歴史的に、哲学が取り組むことを期待され(部分的には果たし)てきた課題を個別に取り上げ、それらに別の形で取り組もうとするライバルプログラム──たとえば書店における隣接ジャンルたち(宗教・精神世界・自己啓発など)──へも視野を広げ・比較しながら検討してみることにしましょう。 (酒井講師・記)

※毎回アンケートを実施し、哲学に関する問いや主題、取り上げてほしい書籍など募集します。アンケ―トの回答は講義内でも取り上げて検討します。

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注意事項

ユース学生会員は、朝日カルチャーセンターの会員で30歳未満の学生が対象です。入会金は、学生証のご提示で半額になります。講座のお申し込み時に毎回学生証を確認いたします。あらかじめお電話でご予約のうえ、窓口でお手続きください。

日程
2019/10/2, 11/6, 12/4
曜日・時間
第1 水曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 4,950円 
持ち物など
●毎回アンケートを実施しております。第1回アンケートフォームのURLは、ご登録いただいているメールアドレスに、新宿教室講座案内アドレス(kouzainfo3@asahiculture.com)よりお送りいたします。
お申込みから3日以内に案内のない場合は、お手数ですがお電話にてお問い合わせください。
・アンケートの内容(関心のある課題や書籍、テーマなど)は、お名前を挙げて講義内で取り上げることがあります。匿名をご希望の方は「ニックネーム」を指定してください。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

酒井 泰斗(サカイ タイト)
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程中退。音楽制作会社を経て現在は金融系企業のシステム部に所属。専門はインターフェース・デザイン。関心分野は道徳哲学・道徳科学や行動科学の歴史、社会科学方法論争史など。
著書: 酒井ほか編『概念分析の社会学2:実践の社会的論理』(ナカニシヤ出版、2016)、 前田ほか編『ワードマップエスノメソドロジー:人びとの実践から学ぶ』(新曜社、2007)。
論文:「〈法と科学〉の比較行政法政策論」(『科学・技術・社会』26、2017年、吉良貴之・定松淳・寺田麻佑・佐野亘との共著)など。
吉川 浩満(ヨシカワ ヒロミツ)
1972年3月、鳥取県米子市うまれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。国書刊行会、ヤフーを経て、文筆業。関心領域は哲学、卓球、犬猫鳥、ロック、映画、単車など。著述に『心脳問題──「脳の世紀」を生き抜く』(山本貴光との共著、朝日出版社)、『問題がモンダイなのだ』(山本との共著、ちくまプリマー新書)、翻訳に『マインド──心の哲学』(山本との共訳、ジョン・R・サール著、朝日出版社)など。