三輪山と大和の山岳信仰 カミからホトケへ

  • 奈良県観光公式サイトより
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  • 鈴木 正崇(慶応義塾大学名誉教授)
講師詳細

大和盆地の東方にあって美しい山容を見せる三輪山は、古代以来の山岳信仰の聖地である。山中には祭祀遺跡が各所に残り、巨岩や樹木の信仰が続いてきた。現在の大神神社も本殿がなく直接に山を拝む。中世以降はカミとホトケが融合して三輪流神道が展開した。神宮寺の大御輪寺(だいごりんじ)の本尊十一面観音は明治以後、聖林寺に移された。本講座では、三輪に留まらず、大和三山、春日、笠置、二上、葛城など大和の山岳信仰を視野に入れて、修験道の展開と併せて観音信仰の世界を考察する。(講師・記)

◆展覧会情報◆
特別展「国宝 聖林寺十一面観音 – 三輪山信仰のみほとけ」(東京国立博物館)
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/shorinji2020/

2021年6月22日より、東京国立博物館にて、特別展「国宝 聖林寺十一面観音 – 三輪山信仰のみほとけ」が開催されます。
国宝 十一面観音立像が奈良県から出るのは初めてです。この機会にぜひご覧ください。
●会期・会場
2021年6月22日(火)~9月12日(日) / 東京国立博物館 本館特別5室
2022年2月5日(土)~3月27日(日) / 奈良国立博物館 東新館


お申し込み
日程
2021/8/9
曜日・時間
月曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

鈴木 正崇(スズキ マサタカ)
1949年東京都生。慶應義塾大学大学院修了。文学博士。現在、慶應義塾大学名誉教授。日本山岳修験学会会長。著書に、『中国南部少数民族誌』(三和書房)、『山と神と人』(淡交社)、『スリランカの宗教と社会』(春秋社)、『神と仏の民俗』(吉川弘文館)、『女人禁制』(吉川弘文館)、『祭祀と空間のコスモロジー』(春秋社)、『ミャオ族の歴史と文化の動態』(風響社)、『山岳信仰』(中央公論新社)、『東アジアの民族と文化の変貌』(風響社)、『熊野と神楽』(平凡社)。編著に、『大地と神々の共生』(昭和堂)、『東アジアの近代と日本』(慶應義塾大学出版会)、『神話と芸能のインド』(山川出版社)、『東アジアの民衆文化と祝祭空間』(慶應義塾大学出版会)、『南アジアの文化と社会を読み解く』(慶應義塾大学出版会)、『アジアの文化遺産』(慶應義塾大学出版会)、『森羅万象のささやき』(風響社)。1997年慶應義塾賞、2014年木村重信民族藝術学会賞(民族藝術学会)、2016年秩父宮記念山岳賞(日本山岳会)。