【教室受講】合戦のリアル
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  • 本郷和人講師
  • 本郷 和人(東京大学教授)
講師詳細

 私が学生だった頃、軍事の研究をしたいなどといえば、そういう物語は小説家に任せておきなさい、とか、キチンとした論文にならぬものを研究課題にしてはいかん、というようなことを言われました。けれども良く考えてみると、これはおかしい。鎌倉時代の初めから江戸時代の終わりまで、武士が社会で大きな役割を果たしていた時期は700年にも及びます。武士のリーダーである将軍権力といえば、軍事に政治。軍事の重さは間違いない要素であるはずなのに、日本史学は政治については研究を重ねてきましたが、軍事については、ほとんどタブー扱いです。軍事を物語としてではなく、科学的に考えてみよう。この講座はそうした目的で、お話を進めていきたいと思います。(講師・記)

第一回 合戦の真実
1.合戦とはそもそも何か
2.なぜ日本史では軍事的な側面についてなおざりにされてきたのか
3.勝利の大原則① 敵より優秀な兵力 敵より優秀な武器
4.勝利の大原則② 要するに、経済が勝敗を分ける
【実例として】 織田信長の戦い 基本編

第二回 戦術を冷静に分析する1
1.戦術的な「戦法」などあり得たのか 
2.小よく大を制す① 毛利元就の初陣  有田中井手の戦い
3.小よく大を制す② 松浦静山 勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
【実例として】 島津軍の戦い 釣り野伏せ・捨てがまり・包囲殲滅

第三回 戦術を冷静に分析する2
1.後背からの襲撃――織田信長の越前攻め
2.奇襲戦――河越夜戦、桶狭間の戦い、厳島の戦い

第四章 城をめぐる戦い1
1.城攻めはコスパが合うのか? 佐竹氏の金砂城
2.籠城戦① 補給、後詰め
3.籠城戦② 小田原城と高天神城

第五回 城をめぐる戦い2
1.本城 +1、という戦い方① 德川家康の二俣城
2.本城 +1、という戦い方② 最上義光の長谷堂城
3.野戦築城の真実――羽柴秀吉の戦い 歩兵は工兵を兼ねる

第六回 勝敗―勝利に必要な要素とは
1.指揮系統① そもそも敗戦とは何か 指揮系統の崩壊である
2.指揮系統② 川中島の戦い 三増峠の戦い 
3.士気① 農民兵だから、これが大切。
4.士気② 先鋒の重要性 被害は追撃戦=退却戦で


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・こちらは、【教室受講】の申し込みページです。
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日程
2022/1/14, 1/28, 2/11, 3/11, 3/18, 3/25
曜日・時間
金曜 10:30~12:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
設備費(税込)
990円
その他
・【講座日変更】予定しておりました2/25は休講し、3/18に補講を行ないます。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

本郷 和人(ホンゴウ カズト)
1960年東京の下町に生まれ、下町に育つ。83年東京大学文学部卒業。86年、東京大学大学院人文科学科修士課程修了。88年東京大学大学院人文科学科博士課程単位取得。子どもの頃から歴史物語が大好き。いつの間にかそれが仕事になっていた。同業者で美人の妻(本郷恵子さん)との間に一男(タクトくん。ただし指揮者になる予定はない)一猫(黒猫アルトくん。ただし唱わない)あり。著書に『人物を読む日本中世史』(講談社)ほか多数。