近代の自我論 デカルトからフッサールまで

  • 小坂 国継(日本大学名誉教授)
講師詳細

デカルトに始まる近代哲学の特質のひとつは「自我」あるいは「自己」の問題が哲学の中心テーマになったことです。「古代の哲学は自然から始まり、中世の哲学は神から始まり、近代の哲学は自我から始まる」といわれますが、まさしく近代の哲学はデカルトの提示した「われ思う、ゆえに我あり」の命題を出立点としています。
では近代における「自我」の発見にはどのような意義があり、また問題があったのでしょうか、さらにはそうした問題は歴史的にどのように解決されていったのでしょうか。あるいは問題そのものがどのように変質していったのでしょうか。
こうした自我の問題をめぐるデカルトからフッサールにいたるまでの思想の系譜をたどり、そこから近代の哲学そのものを総括してみたいと考えています。
今期は、近代の自我論の出発点となったデカルトのコギトの問題とイギリス経験論者の自我論を取り上げる予定です。(講師・記)

第1回 デカルトにおけるエゴとコギト(1)
第2回 デカルトにおけるエゴとコギト(2)
第3回 イギリス経験論と自我の問題

お申し込み
日程
2019/10/10, 11/14, 12/12
曜日・時間
第2 木曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,880円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

小坂 国継(コサカ クニツグ)
1943年生まれ。1966年早稲田大学第一文学部卒業。1971年同大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1986年より日本大学教授、2014年より日本大学名誉教授。専攻は宗教哲学、現代日本思想、比較思想。著書に、『西田幾多郎』『東洋的な生きかた』『環境倫理学ノート』『倫理と宗教の相剋』『近代日本哲学のなかの西田哲学』『鏡のなかのギリシア哲学』(ミネルヴァ書房)、『西田幾多郎の思想』『西洋の哲学・東洋の思想』『全注釈 善の研究』(講談社)、『西田哲学の基層』『明治哲学の研究』『新版西田幾多郎全集』(共編、岩波書店)など。