「源氏物語」と和歌 「若紫」をめぐる諸問題

  • 高田 祐彦(青山学院大学教授)
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「若紫」巻は、光源氏と紫の上との出会い、源氏と藤壺との密通を語り、長編としての『源氏物語』を始動させる巻です。紫のゆかりのイメージが、藤壺と紫の上をつなげつつ、光源氏の恋が情感豊かに描かれます。この巻には、「若紫」という語は出てこないのですが、どのようにして、「若紫」という巻名にふさわしい世界が作り上げられたのでしょうか。『伊勢物語』をはじめとする紫草を詠んだ数々の歌を背景に、この作者が紫式部と呼ばれたことなども含めて、「若紫」と和歌が織りなす物語を読み解きます。(講師記)

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日程
2020/3/21
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

高田 祐彦(タカダ ヒロヒコ)
1959年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。東京大学文学部助手、神戸大学国際文化学部助教授を経て、現職。専攻・平安文学。著書に、『源氏物語の文学史』(東京大学出版会)、『源氏物語の透明さと不透明さ』(共編著、青簡舎)、『仲間と読む 源氏物語ゼミナール』(共著、青簡舎)、『日本文学の表現機構』(共著、岩波書店)、『新版古今和歌集』 (訳注、角川ソフィア文庫)などがある。